伴走型支援で建設業界の魅力向上 ネクストビルダーズ

東京

ネクストビルダーズ直井優太社長

 建設業の人手不足が深刻化する中、若い世代が建設業に入り、定着し、育つ環境づくりを支援するネクストビルダーズ(稲城市)の取り組みが注目されている。直井優太社長は大手ゼネコンと地場ゼネコンで約10年間、施工管理の現場に携わってきた。一級建築施工管理技士の資格に加え、MBAで学んだ経営視点を生かし、中小建設会社への「伴走型」の支援を強みとしている。  現在、最も注力しているのは「採用・定着・育成・AI業務支援」の一体支援だ。中小企業では未経験者の採用が不可欠となる一方、教育体制の未整備や属人的な指導で、人材が定着しにくい課題がある。採用支援では、若手社員の声や会社の魅力を伝えるため、SNSをはじめとした情報発信の工夫にも踏み込む。  定着・育成支援では、未経験の文系出身者でも入社後に安心して定着し、成長できるよう、新入社員研修や配属後のフォロー面談を実施している。また、現場の責任者とともに、企業ごとのキャリアパスや人事評価制度を整備する。若手が将来像を描きながら働ける環境づくりを後押ししている。  業務面では、AIの活用による効率化提案も展開する。単なる業務効率化にとどまらず、企業が安全にAIを使うためのルールづくりや社内勉強会も行う。さらに、施工管理の現場を知る立場から、施工計画書や各種報告書の作成など、実務に伴走しながら各社の業務フローに合わせて最適化している。施工管理業務には、書類作成や発注者協議に向けた資料整理など、「AIを活用できる余地が大きい」という。  社名は、建設に携わる次世代の担い手を指している。〝つくる楽しさを次世代に〟というビジョンの下、建設業が子どもたちから選ばれる業界になるよう、業界の魅力向上にも貢献していく構えだ。