ネオン管をアートで再生 アオイネオンが蔵前で「鮭熊ネオン浴」

東京

透明書店で展示されているネオンアート

 看板やネオンサインの設計・製作を手掛けるアオイネオン(静岡市葵区)は、台東区内の「透明書店」でネオンアート展「『鮭熊ネオン浴』~ネオンかわいい。展~」を開いている。イラストレーターのはらわた ちゅん子氏とのコラボで、減少が続くネオン管の魅力をアートとして再発信する。展示期間は5月25日まで。  今回の展示は、はらわた氏のネオンイラストを基に実際のネオン管で作品化する「ネオンかわいい。展」の第4弾。サケをくわえたクマをモチーフにした「鮭熊」などの作品を展示しており、光に包まれる「ネオン浴」を体験できる空間となっている。ネオンは、職人がバーナーでネオン管を加熱し、原寸図面に沿って手作業で曲げて成形する。  看板業界ではネオンに換わり、発光ダイオード(LED)が主流となっているため、ネオン管の需要が大きく減少している。一方で同社は、アートやエンターテインメント分野での活用に活路を見いだす。  これまでにさまざまなアーティストとコラボレーションを展開し、ロックバンド「サカナクション」のミュージックビデオに登場するネオンサインの制作などを手掛けた実績がある。  こうした取り組みを背景に、これまでの「ネオンかわいい。展」ではアーティストのファンも来場しており、新たな関心層の広がりにつながっている。  アオイネオンの荻野隆氏は、「アーティストのファンや、本を買いに来た人が偶然見て、ネオンの魅力を知るきっかけになれば」と話す。  会場の「透明書店」は、IT企業freee(品川区)の子会社が運営する書店。2023年に開業し、無人営業を含めた24時間営業を行っている。都営地下鉄大江戸線蔵前駅から徒歩1分。