横浜市 栄処理区など3カ所で浸水対策 早ければ27年度にも詳細設計

神奈川
 横浜市下水道河川局は、栄処理区など3カ所で浸水対策を行うため、基本設計を山田・エンジニアリング(横浜市中区)に委託した。履行期限は2027年5月28日まで。早ければ27年度にも詳細設計を委託し、28年度に工事を発注する想定だ。  対象は、栄処理区に当たる本郷小学校(栄区中野町16ノ1)周辺の流域約42㌶、西部処理区に当たる戸塚区東俣野町などの流域約15㌶、金沢処理区に当たる横浜ベイサイドマリーナ近辺の金沢区鳥浜町などの流域約6㌶の3カ所。  対象エリア(流域)に降った雨が流れ込む下水道施設のうち、浸水被害が想定される箇所から能力が不足している下水道管などを把握し、浸水原因を特定。概略的に対策方法を検討する。  状況に応じ、下水道管の増径や増設などを行う方針だ。雨水管がU字側溝のみの箇所もあるため、新たに雨水管路を新設することも考えている。  対策の難易度によって詳細設計にかかる期間が変わるが、早ければ27年度中に詳細設計を終わらせ、28年度にも工事を発注する。  市は25年3月に下水道浸水対策プランを策定。浸水被害の実績がある地区を優先して整備する「再度災害防止」と、被害履歴がなくても浸水リスクが高い地区を対象とする「事前防災」を併せて推進する。  最も浸水リスクが高い252地区の整備をおおむね20年で完了させることを目指す。16年後には全地区の検討に着手していなければならない計算となるため、4年間の中期経営計画期間につき63地区の検討に着手する考えだ。  25年度は優先して整備する地区を検討した。26年度から各区で平準化して事業を進める。