高知県 新県民体育館整備 31年度に開業へ

四国

新県民体育館整備等基本計画検討会

 高知県は、県民体育館の建て替えに伴う基本計画の策定に向け、有識者で構成する「新県民体育館整備等基本計画検討会」の第9回会合を開いた=写真。これまでの検討結果を踏まえた基本計画(案)を公表し、高知ぢばさんセンター大ホールなどの機能を集約することで、工事量の増加が見込まれるため2029年度中としていた開業時期を31年度半ばに修正。また、運営手法については、設計・施工を分離して発注する従来方式を最有力とした。  計画案によると、現在の体育館に併設するプールや老朽化が進む武道館、高知ぢばさんセンター大ホールを新たな施設に集約し、スポーツ施設(社会体育施設)とアリーナ機能を融合した複合施設を整備する。約5000人を収容するメインアリーナや屋上に人工芝の運動・活動スペースを設置するサブアリーナ、武道館、屋内プールを配置する他、地上と地下に駐車場(250台以上)を確保し、地震などの災害時に避難場所として利用するとしている。現在の体育館と隣接する旧南消防署、アスパルこうちのグラウンドの敷地を活用し建設する。  事業手法については、従来方式、DB+指定管理、DBO方式、PFI(BTO)方式を比較。複数の施設を一体的に整備するため、設計や施工段階から運営の目線の確保が重要とした上で、供用開始時期が最も早くなる従来方式を最有力候補とすることを説明した。 委員からは、「物価上昇に対して事業費のスライドができるのか」などの意見があり、県は「設計・施工時点で予算を要望し、その時の状況に応じた予算を計上し対応していきたい」と回答した。  今回の会合で、計画案は了承された。5月中にパブリックコメントで県民の意見を募集し6月に最終案をまとめ、夏ごろに基本計画を策定する見通し。