愛媛県大洲市の山鳥坂ダム 本体工事着手へ起工式

四国
 ~40年の時を経て着工へ~大洲市肱川町山鳥坂の肱川水系河辺川に建設する「山鳥坂ダム」の本体工事がいよいよ始まる。5月10日に開かれた起工式には、地権者をはじめ中村時広愛媛県知事や地元選出の国会議員、二宮隆久大洲市長ら周辺市町の首長らが駆け付け、大型事業の節目を祝った=写真。  1986年に実施計画調査を開始してから40年。92年に事業着手した後、昨年度までに、付替道路の整備(一部開通)や、河辺川の流れを一時的に別ルートに切り替える転流工などを進めてきた。本年度から堤体工に取り掛かり、2031~32年度の試験湛水を経て、32年度末にダム建設事業を完了させる。  「洪水調節」と「流水の正常な機能の維持」を目的とした重力式コンクリートダムで、総貯水量は2200万立方㍍。堤高は約96㍍、堤頂長は約279㍍となる。  起工式では、国土交通省四国地方整備局の奥田晃久局長が「ダムの完成は、地域のさらなる安全・安心の確保や発展に寄与する。洪水の激甚化や頻発化を踏まえ、地域の皆さんと連携して事業を進めていく」とあいさつ。施工を担当する安藤ハザマ・熊谷組・淺沼組の共同企業体は「強い決意と豊富な技術力、安全管理体制で果敢に挑む」と覚悟を述べた。