建設業の声「職域代表」が代弁 次の候補者はダレだ?
中央
このコーナーでは、ベテランたぬき記者の「ぽんせつ先生」が、知りたがりの九官鳥「キューメット」の質問に答えます(Q=キューメット、P=ぽんせつ先生)。
P.高市政権が発足して半年がたちました。今も発足当初の高い支持率を維持しています。
Q.半年でどんな成果があったの?
P.発足後に成立した政府の2025年度補正予算は、前年度の補正予算と比べ、総額としては31%増加しましたが、公共事業費は11・2%増。4月に入ってから成立した26年度当初予算は、公共事業費は0・4%増と横ばいでした。高市政権は政策の柱として「責任ある積極財政」や「危機管理投資」を打ち出しています。今後の公共事業予算の増加には大きな期待があります。
Q.ちゃんと主張しないとね。結局、予算を決めるのは国なんだし。
P.建設業界には、業界に代わって国会の場で主張する「職域代表」と呼ばれる議員がいます。現在の職域代表は、昨年7月に初当選した見坂茂範参院議員です。
Q.衆院議員じゃなくて参院議員なの?
P.職域代表は、参院選に全国区の比例代表として出馬します。個別の地域ではなく、特定の業界などの支持を受けて国政で発言するためです。参院の選挙区、衆院の小選挙区、衆院の比例ブロックで当選した議員のように、地域の声を代弁する必要はありません。
Q.候補者はどうやって選ぶの?
P.建設産業の職域代表には、国土交通省の技官出身者から候補を立てます。医師出身者やJA(農業協同組合)出身者から候補を立てる医療分野や農業分野の職域代表とは異なります。
Q.国交省出身者じゃないとダメなの?
P.建設産業の職域代表に強く求められるのは、公共事業予算や公共事業の受注環境の改善です。こうした仕事には、財務省との予算折衝や直轄工事の発注者として培った国交省時代の経験が生かされます。
Q.大変そうな仕事だよね。一人で大丈夫なの?
P.建設産業の職域代表には、参院選の改選期(3年に一度)に1人ずつ候補が立てられ、常時2人の職域代表がいました。24年12月に職域代表の1人だった足立敏之氏が急逝したため、現在の職域代表は見坂氏1人です。2年後の参院選に新しい候補を立てて当選すれば、再び職域代表は2人体制となります。
Q.誰が出馬するの?
P.分かりません。出馬表明は遅くとも選挙の1年前です。それまでに退官する国交省技官から候補が選ばれるのでしょうね。地方整備局長以上の官職を経験した技官が候補になるのが通例です。すでに支援組織も発足し、選挙準備が進められているようです。
