中国地整 新たな防災気象情報踏まえ風水害対策訓練を実施 

岡山

訓練開始に当たり訓示する山本中国地整局長

 国土交通省中国地方整備局は5月13日、2026年度の風水害対策訓練を本局はじめ岡山河川など管内各事務所、岡山県と岡山市含む5県2政令市2港湾管理者、気象庁広島地方気象台など関係機関とともに行った。5月29日から運用が始まる「新たな防災気象情報」を踏まえて実施し、初動対応をはじめ、自治体や自衛隊など関係機関との情報共有、広島地方気象台との合同記者会見の訓練などを通じて、災害発生から応急復旧体制確立までの手順を確認した。  訓練開始に当たり、山本大志中国地方整備局長は「一人一人が災害に対して想像力を働かせ、常に最悪の事態を想定しながら訓練に臨むことで、災害への対応力を高めてもらいたい」と訓示。さらに「訓練においてできないことは本番でもできない。しっかりと対応してほしい」と呼び掛けた。  訓練は、台風と日本海に停滞している前線の影響により、中国地方で広範囲な大雨となり、レベル5大雨特別警報が発表。その後、広島県北部を中心に河川の決壊や土砂崩落による国道の通行止めなど、甚大な被害が広域的かつ同時多発的に発生したとの想定で行われた。  同局の鈴木晃総括防災調整官は取材に対し「新たな防災気象情報は、避難での5段階の警戒レベルと整合される形で発表される。また、河川氾濫はレベル5氾濫特別警報が新設、レベル4危険警報の運用が始まる」と説明した上で、「発表される情報を注視し、レベル4で避難、レベル5で避難完了してもらいたい」と話していた。 ※新たな防災気象情報とは  警報や注意報の情報名にレベルが付記されるようになる。また、警戒レベル4相当の情報は危険警報として発表される。その他、「洪水警報」「洪水注意報」は廃止され、洪水予報河川は、河川氾濫のカテゴリーによる発表に変わる(レベル5氾濫特別警報、レベル4氾濫危険警報、レベル3氾濫警報など)。  洪水予報河川以外の河川は、大雨のカテゴリーで判断する。  岡山県内の洪水予報河川は、吉井川、旭川、高梁川、芦田川、笹ケ瀬川、足守川。広島県内は、江の川、太田川、小瀬川、沼田川、黒瀬川。