川崎市 京急大師線1期②区間 工期と事業費縮減に向け検討

神奈川

地下化する京急川崎大師駅

 川崎市建設緑政局は、東門前駅から鈴木町駅までの延長約1・2㌔を対象とする「京急川崎大師線立体交差事業1期②区間」について、工期と事業費の縮減に向けて検討している。設計協議資料の作成などを含む検討調整業務を中央復建コンサルタンツ横浜営業所(横浜市中区)に2027年3月31日までの納期で委託した。  京浜急行大師線連続立体交差事業は、小島新田駅から鈴木町駅間の約2・4㌔を地下化することで10カ所の踏切を除却し、道路交通の円滑化と踏切事故の解消を図るとともに、鉄道による地域分断を解消するもの。24年度に完成した小島新田駅から東門前駅までの1期①区間(延長約1・2㌔)で工期の延長と事業費の増額が発生。1期②区間では工法などを工夫して工期と事業費の縮減を目指している。  1期②区間のうち、地下化する東門前駅から川崎大師駅までの約0・7㌔は現線直下工法を採用。川崎大師駅から鈴木町駅までの約0・5㌔は国道409号道路予定地を活用して仮線工法を実施する。仮線工法を採用することで、線路の跡地を活用して車両が通行でき、昼間施工も可能となる。また、現場の一部にプレキャストボックスカルバートを活用してコストの削減を目指す。  これらの工夫により、現時点では工期を年度末~38年度までの13年間、事業費を約990億円と想定している。  地下化した線路は鈴木町駅で地上へすり付ける予定だが、現行の都市計画では17年度に事業を中止した2期区間の範囲に入っているため、26年度中に都市計画を廃止・変更する。  仮線の整備には川崎大師駅周辺の国道409号道路予定地を活用。道路管理者の川崎国道事務所と設計協議を行うための資料を今回委託した業務内で作成する。  また、仮線工事の際は付近の鈴木町第1踏切と川崎大師第1踏切を移設する必要があるため、施工ステップも検討する。工事の支障となる占用物件の移設計画、都市計画変更手続きに向けた資料作成なども実施する。