神奈川県 金沢文庫の老朽化対策で改修工事 基本設計を26年度から

神奈川

現在の金沢文庫。老朽化対策に向けた改修を計画する

 神奈川県は、県立金沢文庫の改修工事の基本設計を2026年度から27年度にかけてまとめる。施設の老朽化対策や文化財の保全環境の改善に向けて、電気、機械設備や展示ケースなどを更新する。基本設計の委託時期や発注方式は検討中としている。  県立の博物館として中世の歴史・文化に関する資料を中心に保管している。施設の規模は本館棟が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ2769平方㍍、付属棟が木造平屋36平方㍍。本館棟には展示室や収蔵庫、付属棟には会議室がある。1990年に完成した。  2024年度に改修工事に向けた劣化診断を行い、その結果を踏まえて改修計画を作成した。老朽化が進んでいるため、電気設備や空調などの機械設備を更新する。重要文化財などの公開に適した「公開承認施設」に指定されていることから、温度や湿度など文化財の保存環境を保つための展示ケースの更新も予定する。   事前調査は政所設計(横浜市西区)が担当した。  基本設計を27年度までにまとめ、28年度以降に実施設計や工事を進める想定。工事のスケジュールは設計の中で検討する。  金沢文庫の所在地は横浜市金沢区金沢町142。