清水敦司氏(しみず・あつし=国土交通省那賀川河川事務所長)
四国
清水敦司所長
2019年以来、7年ぶり。かつて課長、副所長と2度勤務した土地に、「街の様子は変わっていない」と懐かしさをにじませる。その一方、課長時代に着手した加茂地区の床上浸水対策特別緊急事業の完了に、「非常に感慨深い。これも地域や地元建設企業をはじめ事業に関わられた全ての方々のおかげ。当時の同僚や地域の住民との会話を思い出す」と胸の内を語る。
その経験から“顔が見える関係性を築くこと”が仕事のモットー。「実際に会い、直接話をすることで士気が上がる」と話し、職員にも「膝を合わせた関係性」の大切さを促す。
「管内の治水対策はまだ道半ば」と現状を捉え、県や市町と連携しつつ、現在進めている無堤地区の整備や長安口ダム改造、小見野々ダム再生など「ハード面の対策が不可欠」と強調する。さらに、「流域治水はハード面の整備に加え、ソフト面も重要。地域の方々の理解と行動が欠かせない」との考えを示す。「地域が発展することがインフラ整備の目的。地域の安全・安心のために治水や利水の課題解決に向けて力を尽くしていく」と口元を引き締める。
小さい頃から、阪神タイガーズのファン。
【略歴】福岡大学工学部土木工学科卒。1992年建設省四国地方整備局採用。徳島河川国道事務所調査課専門官、那賀川河川事務所副所長、四国地方整備局総括防災調整官などを経て4月から現職。愛媛県出身。56歳。
