神奈川県 県土整備局の25年度完了工事6割でASP導入
神奈川
県土整備局2025年度情報共有システム・遠隔臨場の試行件数
神奈川県県土整備局が2025年度末までに完了した土木工事782件のうち、情報共有システム(ASP)の試行件数は24年度比97件増の513件だったことが分かった。試行の割合は66%で、24年度と比べて12ポイント上昇した。営繕工事は24年度比7件増の19件。25年7月から試行対象に加えた土木工事の測量・設計・調査では202件中42件で導入があった。
県土整備局では、22年度に情報共有システムの試行を始めた。23年度からは監督員などとのやり取りが多い大規模な工事に発注者指定型を適用し、25年度からは発注者指定型の工事を中規模の工事にも広げた。
営繕工事ではこれまで発注者が試行対象を選択していたが、25年7月からは全ての工事で受注者の希望により情報共有システムを導入できるようになった。
試行開始から4年が経過し、順調に件数が伸びている。土木・営繕工事を合わせた全体の試行件数は23年度が230件、24年度が428件、25年度が532件と推移。県の担当者も「受注者や県職員向けの説明会、体験会などにより徐々に浸透している」との認識を示す。
新たに試行対象に加えた測量・調査・設計については、7月1日以降に決裁を受けた案件のうち2割で導入があり「予想以上に活用してもらえた。前向きな事業者が多い」という。
本年度は引き続き、25年度に発注者指定型の対象を広げたことによる動向の変化を確認し、実施件数の増加に向けた検討につなげる。
遠隔臨場の試行件数は土木工事が24年度比10件増の168件、営繕工事が24年度と同数の8件だった。全体の試行件数は23年度が93件、24年度が166件。25年度が176件と増加が続いている。
遠隔臨場は情報共有システムと同様、22年度に試行を開始した。監督員の移動距離が長い、立ち会いの回数が多いなど効果が期待できる工事を発注者指定型とし、これ以外を受注者希望型としている。
