都 容量約15万m2の調節池新設へ 河川整備計画の変更原案

東京
 東京都建設局は目黒川流域で新たな調節池を整備する方針を明らかにした。田楽橋~新橋間に容量15万4000立方㍍の規模を想定。今後、施設数や配置場所を検討・調整していく。また、神田川流域と石神井川では整備予定の調節池の容量や位置を見直した。5月15日に公表した河川整備計画の変更原案で示した。  河川整備計画は今後30年の間に都が取り組む治水対策などを取りまとめるもの。気候変動に伴い降雨量が増加することを見据え、優先的に対策を施す10流域の計画を改定し、整備が必要な調節池などを新たに位置付ける方針を示していた。  原案で示した神田川流域と石神井川の変更点を個々に見ると、神田川流域の中で妙正寺川・江古田川の1級終点~八幡橋間は既に「妙正寺川上流調節池(仮称)」(容量6万8000立方㍍)の事業に着手しているが、追加で3万9000立方㍍の洪水調節量の確保が必要となった。このため、既存ストックの改造も含めて同区間の整備方針を考える。  また、下徳田橋~西原橋間は下徳殿橋~西原橋間に変更し、容量を2万3000立方㍍減らし4万5000立方㍍とした。  神田川流域のうち神田川の調節池では、1級終点~第2吐口間で容量を2000立方㍍追加し5万2000立方㍍とする。第2吐口~月見橋間は1万4000立方㍍増やし3万6000立方㍍に変更。  月見橋~正用下橋間では位置を正用下橋~鎌倉橋間に変え、容量を10万1000立方㍍(3万9000立方㍍増加)とする。高戸橋~駒塚橋間は位置を駒塚橋~江戸川橋間に、容量を30万7000立方㍍(2000立方㍍減少)に修正した。  一方、石神井川の調節池は終点~市境間の容量を3万7000立方㍍追加して10万1000立方㍍に変更。市境~向台調節池間は6万8000立方㍍増量し13万3000立方㍍とする。  既存調節池についても治水効果を高めるため、必要に応じて取水設備などの改造を行うなど既存ストックを最大限活用していく。  目黒川流域では調節池整備の他、気候変動を踏まえた高潮対策対象区間である河口~山本橋上流間で防潮堤の嵩上げや川床掘削に取り組むことを盛り込んだ。