川崎市 生田緑地長尾3丁目地区 Park―PFIでの整備を想定

神奈川

解体する母屋(川崎市資料より)

 川崎市建設緑政局は、生田緑地の都市計画区域内にある「(仮称)長尾3丁目地区」について、公募設置管理制度(Park―PFI)を導入した既存建物の解体と新機能の整備を検討している。6月に事業者の公募を始める予定だ。5月15日に開いた市議会まちづくり委員会で、複数会派の議員からの質問に建設緑政局みどり・多摩川事業推進課の坂祥士郎課長らが答えた。  土地と建物は2019年に個人から寄付を受けたもの。所在地は川崎市多摩区長尾3ノ10ノ2で、生田緑地の東端にある。敷地面積は約4917平方㍍で、用途地域は第1種低層住居専用地域で、建ぺい率40%、容積率80%。既存建物は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約313平方㍍の母屋に、別棟と車庫・倉庫が付属している。1963年に竣工した。  当初は建物を改修して利活用する方針だったが、法令適合調査で劣化が著しいと判断。2025年度に開いたサウンディング調査でも民間事業者から継続活用の意見が出なかったため、解体して新たな施設を整備する見通しだ。  事業にはPark―PFIの導入を検討。事業者は、解体費相当額を市が負担した上で既存の建物を解体し、収益性を持った公募対象公園施設、ベンチ・公園灯・転落防止柵などの特定公園施設を整備・管理運営する。  また、地域と連携して年4回以上イベントを開催する必要がある。事業期間は、公募対象公園施設の供用開始日から20年間とする。  今後の予定では、6月に公募設置等指針(募集要項)案を公表。9月に審査を実施し、11月に設置等予定者(優先交渉権者)を決定・公表する。11月以降に基本協定を締結して各種工事に着手。27年度中の施設運営開始を目指す。