南海電鉄 26年度鉄道事業設備投資計画公表
大阪
南海電気鉄道は、2026年度鉄道事業設備投資計画を公表した。「NANKAIグループ中期経営計画2025―2027」の2年目に当たるもので、輸送基盤の強化とサービス高度化を目指す。本年度は340億円を投資するとしている。
「輸送基盤の強化」として鉄道事業では、高架橋柱の耐震補強工事や堺市内の南海本線の連続立体交差事業などを実施する。「サービスの高度化」では、駅舎や駅トイレのリニューアルを進める。
具体的には、駅ホームの安全性向上として、中百舌鳥駅1番線で、ホームドアの設置を完了させる予定。駅ホームの施設更新では、岸里玉出駅ホーム上屋鉄骨塗装(3期)工事、貝塚、八幡前、中百舌鳥、河内長野、林間田園都市、極楽橋各駅のホーム上屋屋根の改修工事を行う。金剛駅上りホーム、堺駅上下ホームなど待合室の改修工事を実施する。
連続立体交差事業では、堺市内の南海本線の高架橋工事を進めていき、諏訪ノ森駅~浜寺公園駅間では、架道橋部(道路をまたぐ部分)の工事にも着手する予定。同事業の施工業者は1工区を鴻池組、前田建設工業、東洋建設、2工区を奥村組、森本組、竹中土木、3工区を南海辰村建設、鉄建建設、大本組、4工区を大林組、南海辰村建設、佐藤工業、三井住友建設、5工区を錢高組、淺沼組、熊谷組、6工区を南海辰村建設が担当。
同じく堺市内の高野線の連続立体交差事業でも将来の高架橋に支障する堺東駅留置線機能の代替設備(渡り線)施設を南海辰村建設の施工で行う他、鉄道施設の設計業務を中央復建コンサルタンツ(大阪市東淀川区)で進めていく。
難波駅~新今宮駅間、泉佐野駅~りんくうタウン駅間などで高架橋柱の耐震補強工事や、25年度から実施中の住ノ江検車と鳥取ノ荘変電所の耐震補強工事も南海辰村建設で施工予定という。
防災工事では、豪雨などによる斜面崩壊を防ぐため、千代田駅~河内長野駅間で補強工事を実施する。
