速報 大津市 新庁舎整備基本設計・実施設計の事業者に佐藤総合計画関西オフィスを選定

大阪
 大津市新庁舎整備基本設計・実施設計事業者選定委員会(宗田好史委員長)は、公募型プロポーザル方式による市役所の新庁舎整備に係る基本設計および実施設計を行う事業者選定を行い、選定結果を佐藤健司大津市長に答申した。優秀提案者は佐藤総合計画関西オフィス(大阪市中央区)で、提案価格は8億4150万円(税込み)。次点は日建設計大阪オフィスだった。  佐藤総合計画の提案は、これまでの市民ワークショップなどを通じて寄せられた多様な意見を丁寧に受け止め、今後も市民との協働による施設づくりに向けて柔軟な対応が期待できる点が特に高く評価された。また、現実的な視点に立ったコスト意識や市民サービスの在り方に対して細やかな配慮がなされている点、建物内部空間の利便性や、防災拠点としての機能、フェーズフリー・復旧復興といった防災への配慮、将来の変化に対応しうる拡張性など、多角的な視点から検討されている点も評価された。  その一方で、市民デッキや緑化の考え方などについては、未完成あるいは余地を残しているという評価もあり、今後の具体的な設計で、積極的に市民を巻き込み、イメージを具現化していくプロセスが不可欠などとされた。また、デッキの素材や規模、緑化の維持管理方法、バリアフリー、職員の働く環境、セキュリティ面での検討や市民ワークショップで出た意見を設計にどう反映させるかなど、検討を深めるべき課題は少なくないと講評した。  大津市は、皇子山総合運動公園(一部)で敷地の特性を生かし、公園と一体となった新庁舎整備を計画。2032~33年度に新庁舎へ移転・供用開始を目指しており、29年度に工事を発注する見込みだ。  庁舎の規模は、延べ約2万8000~3万平方㍍を基本とし、主要構造は免震構造とするが、詳細は基本設計で決定する。施設用途は市庁舎、消防庁舎(消防局と消防指令センター)、集会所。予定工事費は約200億~245億円。工期は30年4月~33年3月と想定する。  設計の納期は、基本設計を27年3月31日、実施設計を29年3月30日と設定。  建設予定地は、大津市御陵町の皇子山総合運動公園の一部で、庁舎敷地面積は約1万5000平方㍍。  現庁舎の本館と別館については原則解体する。解体時期、解体後の跡地活用などは未定。新館は改修し活用する。