名市大 共同研究棟の改修計画 本年度内に取りまとめ

中部
 名古屋市立大学は、田辺通キャンパスに立つ共同研究棟の改修を行う。本年度内に計画を取りまとめ、次年度以降の設計および工事発注に備える見込み。同大学では田辺通キャンパスと滝子キャンパスで、「キャンパス再編整備プロジェクト」が進む。2027年4月に予定している理学研究科・総合生命理学部の田辺通キャンパスへの移転とともに、多様な学習環境を整え、大学としての魅力向上を図る。  共同研究棟の正式名称は「先端薬学研究施設・共同利用研究施設・創薬基盤科学研究所」。同施設内に入っていたRI(放射性同位元素)施設が25年度に閉鎖・除染されたことから、今回の改修に至った。改修後の用途として、現時点では動物実験施設としての利用を前提に、検討を進めているという。施設の延べ面積は5717平方㍍。田辺通キャンパスの西側、機械棟と駐輪場に挟まれた場所にある。  改修計画の策定支援業務は、入札後資格確認型一般競争入札にて公告済み。入札は6月1日に行う予定。参加者には11年度以降に、動物実験施設(延べ200平方㍍以上)を含む施設の新築・増築などに係る計画か設計を、元請けとして担当した実績などを求めている。落札者は基本計画の作成とともに、改修内容についての調査を担う予定。履行期間は27年3月12日まで。  同大学のキャンパス再編整備プロジェクトは、田辺通キャンパスと滝子キャンパスで進む。第1期整備として、田辺通キャンパスでは鉄骨造6階建て延べ約1万1200平方㍍(高さ30・8㍍、建築面積約2900平方㍍)の新棟、滝子キャンパスでは鉄骨造5階建て延べ約2万3100平方㍍(同26・5㍍、約7700平方㍍)の新棟の整備などを、それぞれ行っている。  田辺通キャンパスの新棟は、27年4月に供用開始を予定。設計は久米設計(東京都江東区)、施工は三井住友建設(東京都中央区)と中電工(広島市中区)、三建設備工業(東京都中央区)、城口研究所(東京都千代田区)が担当。一方、滝子キャンパスの新棟は27年9月末に供用開始予定。設計を山下設計・FULL POWER STUDIO共同事業体、施工を鹿島(東京都港区)と三建設備工業(東京都中央区)、HEXEL Works(東京都港区)が担当している。  同プロジェクトに合わせ、27年4月には、滝子キャンパスに拠点を置く理学研究科・総合生命理学部を田辺通キャンパスへ移転。「自然科学領域を融合し、多様な人々が集う共創空間となるキャンパス」を目指すとしている。  キャンパス再編整備プロジェクトの第2期整備の実施時期について、名古屋市立大学は明らかにしていない。  同大学が25年7月に公表した第4期中期計画報告書によると、24年には滝子キャンパス第2整備としてワーキンググループを設置。基本計画の策定に向け、検討を行ったとしている。