県産連と県土木部 建設産業ベトナム人材活用セミナーを3会場で開催

四国

中予会場での様子

 県内の建設業に従事する技能者らの高齢化が著しく、また、担い手不足が深刻化する昨今、愛媛県建設産業団体連合会(西岡義則会長)と愛媛県土木部は共催で、「建設産業ベトナム人材活用セミナー」を南予(5月18日)・中予(20日)・東予(21日)の3会場で順次開いた=写真。  県が進める「安定的に良質な外国人材の確保」の取り組みの一環として、また、県が1月にベトナム南部のビンロン省と経済協力に関する覚書(MOU)を締結したことから、まずはベトナム人材の優先的な受け入れを目指している。  セミナーでは、県内の在留外国人の数が2万0282人(2025年12月末現在)であり、そのうちベトナム人が4627人を占めて1位であることをはじめ、職種別で見る県内の外国人労働者の雇用状況内訳が、製造業が54・2%であるのに対して、建設業は8・9%(1415人)であることなどが紹介された他、外国人材の雇用や職場定着のための補助金(限度額100万円)制度が創設され、その条件などの詳細を県の担当者が説明した。  また中予会場では、5年前から技能実習生らを多く受け入れている愛亀(松山市)が、実例を紹介。その中で、まずは安全教育を徹底していることや、イラストや写真など視覚で伝えることができるコミュニケーションツール(手帳)を使用していること、日本語で日誌(毎日)を書くことで語学の習得に生かしていることなどに触れ、為替手当などによる「経済支援」と、地域のイベントに積極的に参加してもらうなどの「精神的・教育支援」が特に大切だと話した。5年前から受け入れている外国人材の退職数は、未だにゼロだと言う。