日空衛の新会長に小島和人氏 「技能者の確保、支援に注力」

中央

小島和人会長

 日本空調衛生工事業協会(日空衛)は、5月20日に開いた第78回定時総会で藤澤一郎会長の退任、総会後の理事会で小島和人氏(高砂熱学工業代表取締役社長)=写真=を新会長とすることを決定した。小島会長は、藤澤氏のこれまでの実績に敬意と感謝を表した上で、「技術者、技能者不足への対策と施工現場の生産性向上に取り組む」と今後の展望を語った。  小島会長は人手不足への対応について、「設備工事業は、建設業の中でも特に人手不足が深刻だ」とした上で、「技能者の確保を協力会社任せにせず、業界団体として支援する方法を検討したい」と話した。  施工現場の生産性向上についても、「思い切った省力化対策と生産性の継続的な向上が必要になる」と強調した。  退任した藤澤氏は、「建設業の環境がここ数年で大きく変化した中、業界全体の成長期に会長でいられたことに感謝している。『サブコン』という言葉の認知度を上げられたのではないか」とこれまでを振り返った。  定時総会では、2026年度の業界実践スローガンと事業計画を承認した。スローガンには、人材の育成と生産性の向上による「施工能力の確保」を初めて盛り込んだ。他にも適切な価格転嫁や支払い条件の適正化、建物のライフサイクルでのCO2排出削減、新4Kの実現などに取り組むことを宣言した。  スローガンに基づき、BIMの普及に取り組む他、AIの活用や「日空衛人材ビジョン」の見直しを検討する。地球温暖化への影響が大きい高GWP冷媒の製造・輸入が27年度から段階的に制限されることを受け、規制強化への対応も進める。