「人」 松岡禎典さん 名四国道事務所長

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松岡禎典さん

 2026年度内に豊田南バイパスを全線開通させるべく、日々、事業を進める名四国道事務所。節目の年に所長となり、「日本有数の産業集積地を道路の側面から支える事務所。そのことを誇りに思うと同時に、重みも感じている。職員と一緒にワンチームとなって事業に挑んでいきたい」と抱負を述べた。  所長初任の立場として、「開通効果を最大限に発揮させ、また、その効果を最大限に伝えるため、地元と連携し、広報にも力を入れたい」と語る。「価値のあるものを完成させたこと、さらには、完成させた建設業界の重要性を、世の中に認めてもらうことが大切だ」と話し、公共事業に携わる者としての責任と自負をにじませた。それと同時に重視するのが、若手をはじめとした職員の成長。大きな節目をワンチームとなって、主体的にやり遂げる経験が誇りとなり、成長につながると考えている。  公共事業に携わるきっかけは、中学生の時に経験した阪神淡路大震災。土木技術者であった父親が、真っ先に現場へ向かい復旧作業に当たった。残された自分がテレビを通じて復旧状況を目にするうちに〝誰かの役に立つ仕事は魅力的だな〟と思ったのが出発点だ。  趣味は旅行。話を聞いて思わず驚いたのは、南極にまで行った経験。仕事と同様、現場の“生の状況”を見るのが好きで、南極ではクルーズ船から大自然を眺め、上陸してペンギンの群れにも出会ったそうだ。本当は老後に行くつもりだったが、「今しかない」と決断し、長期の旅に参加。単身赴任の今は、家族に東海地域の魅力を伝えたいとほほ笑む。 【略歴】東京大学大学院修了。05年国土交通省入省。11年近畿地方整備局京都国道事務所計画課長、19年国土交通省総合政策局公共事業企画調整課調整官、22年本州四国連絡高速道路企画部企画課長などを経て4月から現職。兵庫県出身。46歳。