27年度にも工事 東池袋雨水調整池の耐震補強 都
東京
東池袋雨水調整池 は東京都こどもホームページからバーチャル社会科見学することができる
東京都下水道局は東池袋雨水調整池の耐震補強工事を早ければ2027年度に発注する。これに伴う実施設計の委託先を決めるため、5月25日に希望制指名競争入札を公示。土木設計の競争入札参加有資格者から29日まで希望申請を受け付けて7月9日に開札する。履行期間260日で成果を得て工事の発注につなげる。
東池袋雨水調整池は豊島区東池袋4ノ41ノ30にある区立総合体育場の敷地下に設けた下水道施設。幅と長さが50㍍、深さが5~6・25㍍で、1万4000立方㍍の容量を持つ。東池袋周辺の浸水被害を防ぐため、雨天時に旧坂下幹線へ流入した雨水を取り込んで貯留し、晴天時に旧坂下幹線を経由して神田川に放流する。1996年から稼働している。
24年度にエフウォーターマネジメント(品川区)が調査設計を担当。業務の中で現地確認やコア抜き調査、静的線形解析を行って、耐震補強が必要な箇所を抽出した。
今回の実施設計は静的非線形解析を通じて耐震補強を施す箇所を精査したり、施工方法などを具体化したりして工事発注の前提を整える。
■上部が避難場所を優先
下水道局は3月に策定した「東京都下水道事業経営計画2026」(計画期間26~30年度)で、区部にある雨水調整池の震災対策を位置付けた。上部が避難場所に指定されているものを優先して耐震補強する方針だ。
区部の雨水調整池は稼働中が14カ所、施工中が1カ所の計15カ所。稼働中のうち東池袋雨水調整池の他にも8カ所で調査設計に着手済みだ。
26年度は新たに西品川公園雨水調整池(品川区、2400立方㍍)など2カ所の調査設計をスタートさせるため、11月に公示する希望制指名競争入札(業種=土木設計)で委託先を決める予定。履行期間240日で成果をまとめてもらう考え。
東池袋雨水調整池や南元町雨水調整池(新宿区、1万4000立方㍍)など3カ所は30年度までの経営計画期間内に工事着手するとしている。
調査設計に着手済みの雨水調整池8カ所と設計者は次の通り。
▽南元町雨水調整池、上高田雨水調整池(中野区、4200立方㍍)=丸栄調査設計(港区)
▽荏原雨水調整池(品川区、1万4000立方㍍)、新道公園雨水調整池(渋谷区、1500立方㍍)=エヌ・エス・シー・エンジニアリング(台東区)
▽子の神公園雨水調整池(世田谷区、7400立方㍍)、小泉公園雨水調整池(世田谷区、5700立方㍍)=つ建(豊島区)
▽上池台三丁目公園雨水調整池(大田区、6700立方㍍)、かえで公園雨水調整池(中野区、1900立方㍍)=中央コンサルタンツ(新宿区)
