竹中工務店 月面ドームなど宇宙建築を紹介

東京

宇宙建築の構想を模型で表現している

 竹中工務店は、東京ビッグサイト(江東区)で5月27日~29日に開催された「SPEXA―国際宇宙ビジネス展―」で、宇宙建築の構想を紹介するため、月面ドームや長期滞在モジュールの模型などを展示した。  同社は、宇宙建築に本格的に取り組むため、2023年に「宇宙建築タスクフォース(TSX)」を設立。単なる宇宙空間での滞在ではなく、「宇宙QOL(生活の質)」を重視し、長期間でも快適に過ごせる空間づくりを進める方針を打ち出している。  短期滞在から長期滞在までを見据え、段階的に居住空間を拡張する構想を描いている。小型探査ロボットによる月面の無人調査から始め、少人数滞在モジュール、数十人~百人規模の長期滞在施設へと発展させ、最終的には大規模な月面ドームの整備を目指す。  宇宙建築タスクフォースリーダーの佐藤達保氏は「地球と同等、あるいはそれ以上の快適性を持つ空間も将来的には目指したい」と説明。月面でスポーツや娯楽を楽しめる環境づくりも視野に入れる。  今後は、月面居住に向けた技術実証を段階的に進める。まずは地上で大型模型や実証施設を整備し、人が実際に滞在できる空間を構築する。その後、宇宙空間での材料の耐久性や居住性を検証していく考え。