高知県 新県民体育館整備 設計・施工を分離発注へ

四国

第10回新県民体育館整備等基本計画検討会

 高知県は、県民体育館の建て替えに伴う基本計画の策定に向け、有識者で構成する「新県民体育館整備等基本計画検討会」の第10回会合を開いた=写真。パブリックコメントの中間報告や今後のスケジュールなどを説明し、次回の会合を経て基本計画を策定する方針を示した。事業手法については、設計・施工を分離して発注する従来方式で実施することを確認した。  事業手法については、従来方式と、官民連携による財政負担軽減の観点からDB+指定管理、DBO方式、PFI(BTO)方式を比較。PFI方式などで整備した場合でも、財政削減効果が1・7~3・8%程度しか得られないことに対し、従来方式は設計・施工の各段階で県民や議会に対して進捗報告や説明が可能となる他、状況変化に応じて柔軟に対応できる点などが採用の決め手となった。  また、会では5月から開始したパブリックコメントの中間報告が行われた。地下駐車場について「豪雨や震災時の浸水リスクがあるため、他の場所での駐車場整備や立体駐車場への転換」を求める声や、工事に伴う施設の利用中断を最小限に抑えるため、「サブアリーナ・プールを第1期工事として早期供用し、メインアリーナ・武道館を第2期工事として整備する2段階着工の検討」を求める意見などが寄せられた。  県は、地下駐車場への意見について「現建設予定地の敷地内で地上と立体駐車場による必要な駐車台数の確保は困難。地下駐車場の整備も含め必要な駐車台数を確保する」、2段階着工については「現施設利用者への影響、供用開始時期、整備コストなどを総合的に勘案して具体的な整備の進め方を検討する」と現時点での見解を示した。  整備計画では、現在の体育館と隣接する旧南消防署、アスパルこうちのグラウンドの敷地を活用し、スポーツ施設(社会体育施設)とアリーナ機能を融合した複合施設を整備する。約5000人を収納するメインアリーナやサブアリーナ、武道館、屋内プールを配置する他、地上と地下に駐車場(250台以上)を整備する案を示している。  今後のスケジュールについては、パブリックコメントで寄せられた意見を踏まえ、6月に最終案をまとめ、基本計画を策定する方針だ。