国道317号(松山―今治間)の整備促進へ同盟会 今治市で設立総会開く
四国
5月29日に今治市民会館で開かれた国道317号整備促進期成同盟会の設立総会
松山市と今治市をはじめ、両市の議会、商工会、道路利用者団体などが連携し、国道317号の道路改良などを推進する「国道317号(松山・今治間)整備促進期成同盟会」が発足した。5月29日に今治市で設立総会があり=写真、規約や役員、事業計画・予算などを決定した。会長には徳永繁樹今治市長、副会長には野志克仁松山市長がそれぞれ就き、連携して必要な情報収集や調査研究を行う他、国・県および政府機関などへの要望活動を展開する。
国道317号は、松山市から広島県尾道市に至る延長約173㌔の幹線道路。このうち愛媛県が約79㌔を管理し、2車線の改良率は86・8%となっている。
瀬戸内しまなみ海道と連携した都市間交通や観光アクセスとして、また南海トラフ地震など大規模災害時での国道196号・今治小松自動車道の代替路としての役割を担っているが、見通しの悪いカーブが連続し交通事故が発生するなど、車両走行が危険な状態で、人流・物流を支えるバスやトラックなどでの輸送に支障が出ていることから、一日も早い同路線の線形改良やバイパス整備が望まれている。
現在、松山市側で1カ所、今治市側で3カ所の合計4カ所で事業を実施中で、松山市側では石手川ダム周辺を中心とした約6㌔の区間が要望区間となっており、今治市側では事業中の3カ所の整備が完了すれば、道路構造上改良が必要な場所の対策が全て完了する見込みとなっている。
同盟会では、これら松山市側(松山市宿野町~藤野町[約6㌔区間])の早期改良工事着手と今治市側(今治市玉川町滝岡上[3カ所])の整備進捗の他、道路整備推進に必要な予算の所要額確保と愛媛県への道路予算の重点的配分を要望事項に盛り込み、今後関係機関に働き掛けることにしている。
設立総会で徳永会長は、今治市の現状と国道317号の整備促進への強い思いを述べた上で、「野志市長とも思いを一致させ、本日の設立に至った。今治と松山を40分以内で往来できれば、両市の魅力的なまちづくりがさらに促進されるはず」と期待を寄せた。また、サンライズ糸山に四電ビジネスの協力でホテルが建設される計画などについても触れ、「この道路が愛媛県全体、四国全体に波及効果をもたらすと確信している」とも述べた。
野志副会長も「2010年の就任時に道後温泉の大規模改修という課題に直面したが、17年に道後温泉別館飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)を建設し、今治市との連携により1+1が3になり4になるような効果を出した」と振り返った。また、「道路が変わることでさまざまな面で大きな影響がある」と、花園町通り(松山市駅~堀之内公園)の空間再編事例を挙げて説明した上で、「国道317号の整備により、松山市駅前などの再開発にも好影響が期待される。一緒になってしっかりと取り組んでいきたい」と今治市との連携を誓った。
設立総会には同盟会会員の他、国土交通省四国地方整備局、愛媛県、国会・県議会の関係者も出席し、同盟会の設立を見守った上で、今後の協力・支援を誓った。
