天竜川下流連合総合水防演習 浜松建設業協会が参加

静岡

浜松建設業協会は荒締切の訓練を実施した

 国土交通省中部地方整備局や静岡県、浜松市などは5月31日、天竜川下流では38年ぶりとなる「天竜川下流連合総合水防演習」を開催し、浜松建設業協会(中村嘉宏会長)など建設関連団体が訓練に参加した=写真。  開会式で酒井庸行国土交通副大臣は「洪水の氾濫から流域を守るには関係者の連携が不可欠であり、この演習は大変意義深い」、鈴木康友静岡県知事は「流域治水の考えに基づくハード・ソフト合わせた総合的な水害対策に取り組んでいる」とあいさつ。  演習は天竜川右岸かささぎ大橋上流河川敷(豊西緑地付近)で行い、26機関・団体約1000人以上の水防関係者が参加。大型台風が接近し、天竜川流域で記録的な大雨が続き、計画高水位を上回る大出水となり、本川堤防が数十カ所で被害を受け、その後漏水により堤防が決壊し、広範囲にわたり浸水被害が発生したと想定して訓練を実施した。  浜松建設業協会は全国土木コンクリートブロック協会と協力し、堤防決壊箇所の緊急対策として荒締切の訓練を実施。決壊した箇所が拡大しないようにコンクリートブロックを設置した他、無人化施工バックホウを操縦して仮締切堤の盛り土を行った。訓練後に中村会長は「建設業は重機などを扱えるのが強み。いざという時に頼りになる団体であり続けたいと考えている」と感想を述べた。