小田急 新宿開発事業のギャラリーが10日オープン

東京

開発街区の模型

 小田急電鉄は6月10日、新宿駅西口の開発事業に関する情報発信拠点「Shinjuku Future Gallery」を近隣のビル内にオープンする。開発街区の模型やVR(仮想現実)コンテンツによって、開発の概要や今後の展開をはじめ、外部からは見えにくい工事の進捗を発信する。  場所は新宿駅西口から徒歩1分の新宿三葉ビル1階。高さ約260㍍の超高層複合ビルを中心とする開発事業の街区模型を350分の1スケールで再現した他、VRヘッドセットを用いた「現場見学ツアー」も体験できる。  VR現場見学ツアーでは、旧小田急百貨店新宿店本館跡地や小田急線新宿駅ホームの真上など、通常は立ち入ることができない工事現場を360度映像で体験できる。工事現場内から大型クレーンを見上げる迫力ある映像や、地下工事で使用する特殊重機を間近で見ることもできる。  担当者は「新宿駅は世界有数の利用者数を誇るターミナル。列車運行を継続しながら進める工事は非常に難しいプロジェクト」と話す。鉄道運行や旅客の動線に配慮しながら仮設通路を設置する他、JRや京王電鉄、東京メトロ、行政機関など多岐にわたる関係者との協議を重ねながら工事を進めている。  この他、開発事業の概要や上位計画の「新宿の拠点再整備方針」の概要を紹介したパネル展示や、電源やWi―Fiを備えた約20席のセルフカフェを併設。コミュニケーションボードも設置している。  開発の事業者は小田急電鉄、東京メトロ、東急不動産。街区をA区とB区に分け、A区は3社による共同開発、B区は小田急電鉄が単独で開発する。A区では地下5階地上48階建て延べ約25万1000平方㍍、高さ約260㍍の超高層複合ビルを整備し、駅施設や商業施設、オフィスなどが入る。B区には地下2階地上8階建て延べ約2万8000平方㍍の施設を整備。用途は商業、駅施設など。  2024年にA区の新築工事に着手し、25年にはB区内の新宿ミロードを閉館、解体工事を開始した。29年度の完成を予定している。