渋谷警察署大規模改修 不調続きの計画策定、4回目手続きへ検討 警視庁

東京
 警視庁は渋谷警察署の大規模改修を考えている。完成から30年がたち老朽化の進んだ延べ床面積約1万7000平方㍍の庁舎に初めて大掛かりな改修を施す。ただ、基本計画策定業務の委託先を決める入札が2025年度以降3回連続で不調。担当者はこれまでの指名業者から「業務多忙により参加できない」との声を聞いているという。このため4回目の手続きに向けて対応を検討中だ。  渋谷警察署は渋谷区渋谷3ノ8ノ15に立地。JRや東急、都営地下鉄、東京メトロが乗り入れる渋谷駅の近傍で、面積約1800平方㍍の敷地は北側が都道412号(六本木通り)、西側が都道305号線(明治通り)に面している。  庁舎規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下4階地上14階建て延べ1万7721平方㍍。東畑建築事務所(港区)が設計を、フジタ・東急・守谷・春山JVが建築工事を手掛けて1995年に完成した。  大規模改修に向けた基本計画策定業務は内外装の他、電気や給排水、空調などの設備を対象に劣化状況を把握して、改修の方針やスケジュール、概算工事費をまとめる内容だ。現段階では併設の単身者待機寮(渋谷警察署渋谷寮)へ警察署の機能を部分的に移して順次改修する「居ながらローリング工事」を予定している。  基本計画策定業務の入札は2025年10月8日と26年1月7日、同年4月28日に開札。いずれも希望制指名競争入札を適用していたが参加希望はなく、3回とも任意指名の5社が辞退して不調になった。