旭化成など4社 神奈川県の立地支援で設備投資

神奈川
 旭化成(東京都千代田区有楽町1ノ1ノ2)など4社は、神奈川県の企業誘致政策「セレクト神奈川NEXT」の支援により県内に工場や事務所を新設する。支援対象の投資額は合計274億円。県は投資額の3~6%に当たる補助金の交付をはじめ、立地支援融資、不動産取得税の軽減などにより各社の事業を支援する。  対象となるのは旭化成の他、藤野製作所(秦野市曽屋338)、グローバルテインホールディングス(秋田県由利本荘市西目町沼田字新道下204)、アバロンフーズ(小田原市早川1ノ5ノ12)。  旭化成は、川崎製造所(川崎市川崎区夜光1ノ3ノ1他)で電解用枠・電解用膜の製造工場として、「交換膜 膜製造本館」「電解セル新工場」などを建設する。製品はクリーン水素製造用のアルカリ水電解システムと塩素・苛性ソーダ製造用のイオン交換膜法食塩電解プロセスの両事業で活用する方針。  「交換膜 膜製造本館」の規模は鉄骨造2階建て延べ10万2041平方㍍。設計は葵e企画(熊本県八代市)、施工は松尾工務店(横浜市鶴見区)が手掛ける。  「電解セル新工場」の規模は鉄骨造4階建て延べ11万2482平方㍍。設計・施工は鹿島横浜支店(横浜市西区)が担当。  投資額は総額309億円で、このうち支援対象となるのは232億円。県からは3%の補助金を受ける。8月の着工、2027年12月の完成を目指す。 藤野製作所の本社は関野建設で  機械加工や表面処理加工などを行う藤野製作所は現本社敷地内に建物2棟を建設する。設計は岩田幸司設計事務所(秦野市)、施工は関野建設(秦野市)に発注した。  規模は新事務所棟が鉄筋コンクリート造2階建て延べ530平方㍍、新工場事務所棟が鉄筋コンクリート造平屋62平方㍍。敷地内に分散していた機能を集約し、労働生産性の向上や新製品の開発体制の構築を図る。  9月の着工、27年4月の完成を見込む。投資額は2億0500万円。  グローバルテインホールディングスは6億4700万円を投じ、秦野市内で子会社のインテグレートテイン(秦野市)の新本社工場2棟を建設中。規模は工場・事務所棟が鉄骨造5階建て延べ2151平方㍍、工場棟が鉄骨造平屋189平方㍍。現在より製造スペースを拡張し、産業用ロボットなどの生産能力を増強する。  建設地は秦野市平沢183ノ10の敷地1672平方㍍。すでに着工済みで、9月の完成を目指す。設計・施工者は明らかにしていない。  水産物の加工・販売を手掛けるアバロンフーズは6億4600万円を支出し、小田原市内で本社工場を建設している。規模は鉄骨造2階建て延べ870平方㍍。  建設地は小田原市東町5ノ14ノ12の敷地1061平方㍍。3月に着工しており、12月に完成する予定だ。設計・施工者は非公表。  この他、賃料補助事業では川崎市川崎区内の建物を借りて工場を新設する三美テックス(東京都大田区)を認定した。