府 25年度工事成績評定/10年間で設備の高得点が最多に

大阪
 大阪府がまとめた2025年度(25年4月~26年3月)工事成績評定の全900件のうち、都市整備部優良建設工事等表彰の審査対象となる80点以上の工事は98件(10・9%)となった。工種別で見ると、評定対象となる工事の件数が減少した中、土木では24年度と比べて80点以上の件数が半分近く減った。建築と設備では、80点以上の工事がそれぞれ微増した。  全体の平均点は75・9点で、24年度と比べて0・2ポイント減となった。平均点からのばらつき具合を見る標準偏差は、全体で3・0点、土木で3・0点(464件)、建築で3・4点(133件)、設備で2・6点(303件)だった。建築と設備では80点以上の割合が増えたことで24年度から標準偏差が拡大した。一方で、土木は80点以上の割合が減り、多くの工事が70~79点に集中したことから標準偏差は縮減し、全体で見ると散らばりがやや縮小した。 ■全体のトップは中林建設の87点  全件の中でトップとなった工事は中林建設(大阪市浪速区)が施工した「大阪モノレール支柱建設工事(安田工区その1)」で、87点だった。同社は2位となる86点の「寝屋川流域下水道四條畷増補幹線立坑築造工事(R4―1)」も担当した。  上位9件(85点以上)の工事を施工した8社のうち、6社が過去10年間の間に80点以上の成績を収めた実績があった。また、同9件の全てが8カ月以上の工事となったが、工事規模は約1億円から約13億円の範囲でばらつきがあった。 ■10年間で建築の高得点が減少  15~24年度の過去10年間と25年度の工事成績の推移では、全体・工種別の両方で平均点は横ばいとなっている。同期間での最高得点は90点で、2件のみとなった。また、基礎点の65点に届かない「低評価工事」が0件だった年度は23年度だけだった。  工種別の点数分布を見ると、建築で80点以上となる工事の割合が減少傾向にある。ピークの15年度は対象工事131件中33件で25・2%だったが、23年度以降は10%を切っており、25年度は133件中10件で7・5%となった。これと合わせて70~74点の件数が増え、23年度以降は87%以上が70~79点に集中している。 ■設備の80点以上が過去10年と比べ最多に  一方で設備は、80点以上の工事が増加傾向にある。25年度は303件中23件(7・6%)が80点以上となり、過去10年間で最も割合が高くなった。15~20年度で85点以上となった工事は0件だったが、後半の5年間では23年度を除く全ての年度で85点以上の工事があった。 ※25年度成績上位250件、15~25年度の推移を電子版に掲載

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