東京都 女子中高生向けに技術職オフィスツアー

東京

交通局馬込車両検修場で職員の説明を聞く生徒ら

 東京都は、女性技術職員との交流を通じて、理工系分野や技術職への理解を深めるため、女子中高生向けオフィスツアーを開催した。豊島岡女子学園中学校・高等学校の中学3年生、高校1・2年生計18人が参加し、交通局馬込車両検修場(大田区)と下水道局有明水再生センター(江東区)を見学した。  松本明子副知事は「日本の女子生徒の理数系学力は世界トップクラスだが、理系分野で活躍する女性は少ない。技術の現場を見て将来のヒントを持ち帰ってほしい」と呼び掛けた。  馬込車両検修場では、都営浅草線と大江戸線の車両整備現場を見学。生徒らは、4年ごとに実施する分解整備や、レールの交換作業の説明を職員から聞いた。また、廃車となった旧浅草線車両の運転台部品から作られた運転体験装置を使い、パンタグラフの昇降や運転の操作を体験した。  有明水再生センターでは、活性汚泥に含まれる微生物による下水浄化の仕組みや水質試験の様子を見学した。  併せて行ったパネルディスカッションでは女性技術職員が登壇し、「自分が関わった施設が形となり利用される姿を見ることがやりがい」「インフラが当たり前に機能する日常を支えることに達成感がある」など、仕事の魅力を語った。  東京都はSTEM(科学・技術・工学・数学)分野での女性の活躍・推進を目的に、2022年度からツアーを実施している。これまで趣旨に賛同した約80社が参加し、延べ約3600人の生徒が各社のツアーに参加しているが、都庁の技術系職場を対象とした開催は今回が初めて。