設楽三恵さん(したら・みえ=都市総合警備保障代表取締役社長)

東京

設楽三恵さん(したら・みえ=都市総合警備保障代表取締役社長)

 高品質な警備サービスを提供し、工事現場の魅力向上に貢献する―。知識が豊富で取引先に良い提案ができ、現場に立てば姿勢は正しく言葉遣いも美しい。そんな〝格好いい警備員〟の育成に力を注ぐ。「警備は工事の印象を決める大切な仕事だ。安全・安心はもちろん、地域の人に頼もしく感じてもらえる〝魅せる隊員〟を育てたい」。  長らく警備業のイメージの悪さと向き合ってきた。人手確保のために「誰でもできる仕事です」とうたって求人募集をしたり、増員要請に未熟な隊員をあてがったりと、警備会社自身がイメージを下げている面もあったと分析する。「警備業界は価格競争に走りがちだ。質で勝負する方向へ変える必要がある」と説く。  取引先とは契約単価も含めて良好な関係を築けているという。「オーバーブッキングは避け、イレギュラー発生時に対応策を擦り合わせられる関係づくりを図ってきた」と話す。2026年はさらなる改善に向けて社内の評価制度を見直した。隊員のやりがいとレベルアップにつながる適切な評価項目を模索している。  建設業界に対しても警備の価値を伝えていく。「一緒にすてきな現場をつくっていきたい。安ければいいと考えず、警備の品質に注目してほしい」と訴える。