愛知県防災安全局 消防団協力事業所 評価項目に10 月から

中部

消防団協力事業所に対する優遇措置チラシ

 愛知県防災安全局は、従業員が消防団に入団している企業等を自治体が認定する「消防団協力事業所」の認証の有無を、10月から同局が行う総合評価競争入札、企画競争(随意契約)で評価項目に追加し、加点すると公表した。減少傾向にある消防団員数の維持・拡大の支援策として同局が先行的に取り組む考えだ。  優遇措置は、県の公契約条例で示す「社会的価値の実現に資する取組の評価項目」(以下、評価項目)評価項目(重点評価項目・推奨評価項目の計19項目)のうち、重点評価項目(4分野・14項目)への追加を想定。具体的な配点の設定は、案件ごとで検討する予定。同条例では、評価項目の点数を案件により1点、または、0・5点で設定し、合計の上限を4~10点としている。  同局では、26年度から運用した実績等をもって、評価項目としての妥当性を検証。愛知県公契約条例に基づく「愛知県公契約条例に関する協議の場」に諮った上で、全庁での導入を図っていく考えだ。  消防団員数は、全国的に減少傾向にある。愛知県の消防年報では、10年前の16年4月に2万3203人、25年4月に2万0719人と10年間で約10%減少した。国は全国での減少傾向に歯止めをかけるため、06年に「消防団協力事業所表示制度」(以下、表示制度)を創設。市町村が「消防団協力事業所」(以下、事業所)として認定した事業所に、「表示証」を交付している。交付を受けた事業所に対し、表示証を「社会的価値の実現」に値する取り組みと評価し、都道府県や市町村が「入札参加資格・総合評価への加点等」「表彰・感謝状の授与等」「物品の配布・貸与」などの優遇措置を行っている。  表示制度の県内の導入状況を見ると、26年4月1日付で9市町、5月1日付で1市が導入したことで、54市町村の全てが導入済みとなっている。事業所数は、25年4月時点の国の調査で、県内は418事業所(37市町)となっており、名古屋市など主要市の事業所では、建設および建設産業関連企業が半数程度を占めている現状がある。導入市町村のうち、25年4月時点で、名古屋、豊橋、岡崎、一宮、豊田、蒲郡、新城の7市と武豊町の1町の計8市町が、入札参加資格・総合評価への加点等で優遇措置を取り入れている。