浜松市 緊急輸送道路など対象に無電柱化を加速
静岡
浜松市は、市内道路の無電柱化関連施策について、11路線の延長14㌔を対象に事業を推進する中で、主要地方道浜松環状線や同天竜浜松線などの緊急輸送道路を対象に施策を加速していく方針を示した。市議会5月定例会で加茂俊武議員(自由民主党浜松)の一般質問に、加藤貞仁土木部長が回答した。
同市の無電柱化は、安全で快適な歩行空間の確保や良好な景観形成などを目的とする国の「第1期電線類地中化計画」に基づいて1986年から実施している。2025年度末までに東地区土地区画整理事業区域内など、延長約48㌔の整備を完了した。自然災害の激甚化・頻発化を背景に、南海トラフ巨大地震発生の切迫性の高まりや、25年9月に県内で発生した竜巻により倒壊した電柱が道路を閉塞(へいそく)し道路啓開に支障が 生じた状況などを受け、緊急輸送道路などの無電柱化の取り組みは「急務」とした。
同市は「無電柱化推進計画」に基づき、防災強靱化、安全・円滑、景観・観光の三つの柱を軸とし、11路線延長14㌔で無電柱化施策を実施している。特に防災強靱化に向けた施策に位置付ける緊急輸送路対策として、主要地方道浜松環状線の中央区安新町から同流通元町区間の沿道や、主要地方道天竜浜松線の道路整備と併せて無電柱化を進めている。
今後は土地区画整理事業などで実施する、安全・円滑を目的とした無電柱化施策を進めるとともに、道路啓開の実効性を高めるための緊急輸送道路などの無電柱化を加速していく、との方針を示した。
