入札中止の計画策定、6月下旬にも再公示 和泉庁舎大規模改修 都水道局
東京
東京都水道局は和泉庁舎の大規模改修に向けた基本計画策定業務の委託先選定で、5月末から進めていた希望制指名競争入札の手続きを中止した。希望申請がなかったことが理由。このため都市計画・交通等計画のBとしていた等級を拡大し、6月下旬にも入札を再公示して委託先を決めたい考え。
和泉庁舎は杉並区和泉3ノ8ノ10の井の頭通り沿いに立地(敷地面積6324平方㍍)。鉄筋コンクリート造5階建ての建物で、杉並区立永福和泉地域区民センターなどとの合築施設で、日本設計(港区)が設計を、飛島・フワJVが施工を手掛けて1991年に完成した。
竣工から30年以上がたち特に設備が劣化しているため、建物のうち水道局の管理する延べ床面積9765平方㍍に大規模改修を施す。同局の西部支所や西部建設事務所、水道緊急隊の他、東京水道会社(政策連携団体)の杉並営業所と給水管工事事務所が入居中で、一部フロアの外部仮移転を伴う「居ながらローリング工事」での改修を想定している。
5月28日に基本計画策定業務の希望制指名競争入札を公示。6月15日の開札を経て業務を委託し、適用法令の整理や地域特性、周辺状況などの基礎調査を行うとともに、工事スケジュールの検討や概算工事費の算出を実施して2026年度内に基本計画を取りまとめる予定だった。
水道局の担当者は、希望申請がなかった理由について「基本計画の策定は基本・実施設計などに比べて手間がかかる」ためではないかと推測。入札を再公示する際は参加申請を求める等級を前回よりも拡大して委託先の選定につなげる方向性に言及した。
