竹中工務店 神奈川県産木材使用したハイブリッド木造仮設事務所を園芸博の作業所で初適用

神奈川

ハイブリッド木造仮設事務所(園芸博モデル)外観イメージ

 竹中工務店は、建設現場の環境性能と快適性を両立するハイブリッド木造仮設事務所を開発した。2027年に横浜市で開催される国際園芸博覧会(GREEN×EXPO2027)の同社グループ展示施設の建設現場で初適用=写真。地産地消の取り組みとして神奈川県産の木材を使用し、利用者の行動調査を通じて働きやすく生産性の高い現場環境の実現を目指すためのモデルケースとする。  施設の規模は木造・鉄骨造平屋33平方㍍。間取りは執務室1室とトイレ、更衣室、倉庫など2室。柱・耐震壁などの構造部材に加え、床や天井、外壁にも木材を使用した。会場の建設現場では、製作・リース・運搬・運用・分解・補修・保管までを含めた、持続可能な体制の構築をモデルケースとして検証する。  同イベントの開催地である神奈川県産材を使用し、丸太の辺材など未利用材の活用を促進。仮設事務所としての使用後は、他現場での再利用や建物・家具への転用、バイオマス燃料としての活用などを想定している。  また、給排水インフラを必要としない水循環型手洗いスタンドを初導入した。この装置では、最初に給水した20㍑の水をAIでモニタリングし、効率的に水の浄化と再利用を行う。これにより、衛生性を確保し、作業員の快適性向上と就労環境の改善に貢献する。  将来的には、この取り組みで得た知見を生かし、木造仮設事務所を他の建設現場へ展開する。