川崎市 麻生区役所など建て替えを計画 28年度から事業推進

神奈川

建て替えを検討する麻生区役所

 川崎市まちづくり局は、新百合ケ丘駅北側地区にある麻生区役所と麻生市民館・図書館など4施設の建て替えに向けた検討を具体化する。建て替えに関する基本方針の作成を日本総合研究所(東京都品川区)に委託。2027年9月末に基本計画案をまとめる。27年度末に「新百合ケ丘駅北側公共施設の基本計画」として策定する見通し。周辺の公共施設や駅アクセス道路との一体的な整備を想定しており、早ければ28年度から事業を進める。  新百合ケ丘駅北側地区は、1984年に土地区画整理が完了してから大規模な施設・機能を更新していない。その間に急激な人口増加に伴う交通環境の悪化や、公共施設の老朽化などが課題となっているため、大街区化して官民敷地を活用した一体的な整備を計画している。  麻生区役所(万福寺1ノ5ノ1)の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造地上4階建て延べ約7860平方㍍。1982年に竣工。麻生市民館・図書館(万福寺1ノ5ノ2)は鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ約6984平方㍍で、85年に建設した。  付近には麻生休日急患診療所(万福寺1ノ5ノ3、84年竣工)や麻生消防署(万福寺1ノ5ノ4、85年竣工)があり、いずれも築40年を越えているため、近傍にある川崎市アートセンター(万福寺6ノ7ノ1、2007年竣工)やふるさと緑地の周辺に集積して建て替える方針。自然と調和し、施設間の連携を強化した「シビックゾーン」の形成を図る。  交通環境の改善については、高規格な道路を新設することで対応。既存の世田谷町田線や万福寺王禅寺線と接続し、駅周辺からの交通アクセスを適切に処理する。また、万福寺王禅寺線への交通集中を分散するために、尻手黒川線や世田谷町田線などの幹線道路も整備を推進する。  この他、現在の交通広場の北西に新たな交通広場を設置。駅と後背地をつなぐ歩行者デッキも設け、安全でウォーカブルな空間を創出する狙いだ。