静岡呉服町ビル協組オフィス改修 CSA不動産で9月着工

静岡
【静岡・葵】静岡呉服町ビル協同組合は、1億数千万円を投入し同ビル3階の既存賃貸区画をオフィス向けに改修する。設計・施工はCSA不動産(静岡市葵区)が担当する。9月ごろに着工し、2027年1月の完成を目指す。  同ビルは鉄筋コンクリート造4階建てで、所在地は静岡市葵区呉服町2ノ2。改修は3階全体(オフィス予定室、トイレ、廊下など)と2階の一部となっている。3階は現在、約50~70平方㍍の区画が6室ある。今回の改修では間仕切り壁も対象で、入居希望者の意向などを踏まえながら区画面積を再編する。改修後の各室の面積については3階部分の「3F―1」が69平方㍍、「3F―2」が54平方㍍、「3F―3」が52平方㍍、「3F―4」が54平方㍍、「3F―5」が56平方㍍、「3F―6」が60平方㍍としている。各室から離れた場所に位置し、共有スペースとして改修する「3F奥」は34平方㍍。また、2階部分は202号室の1室で面積は85平方㍍とする。この他、外装、屋上防水などを対象とする。  間仕切りを減らした場合、最大で約230平方㍍のオフィス区画を確保できる見通し。老朽化した女性用トイレを3基に増やすなど刷新する。3F奥の共有スペースや隣接しているベランダを休憩用とするなど、働きやすい環境を整える。  現在3階に入居している静岡呉服町名店街事務局と市造園緑化協会は4階に移る。施工に当たり、外装改修時などはアーケード上部に足場を設けるため、1階店舗は営業を継続しながら工事を進める。  同組合の中村陽史代表理事は「働きやすいオフィスとして改修し、静岡に企業や働く人を呼び込む受け皿にしたい」と話す。  静岡市は5月中旬、首都圏のデジタル関連企業4社を対象にした市内視察ツアーで、オフィス物件の一つとして同ビルを案内している。静岡駅周辺で多様な面積のオフィス確保を図る動きとも連動し、中心市街地での企業誘致につなげる。