東保証まとめ 25年度の静岡県内請負金額〝生活基盤〟分野で上昇

静岡
 東日本建設業保証のまとめによると、静岡県内の工事の保証取扱高は3898億4600万円で前年度よりも10・1%増え、東海地方(静岡、愛知、岐阜、三重)で2番目に多かった。同社静岡支店は、県内の保証取扱高増加の要因を、発注者別に見ると「中日本高速道路会社が発注した、東名高速道路の大型耐震工事やメンテナンス工事4件も、請負金額の増加に寄与した」とみている。工事の目的別に見ると、「道路などの〝産業基盤〟よりも、上下水道や庁舎など生活基盤分野の伸び率が大きい」とした。25年度は「国土交通省や県発注の請負金額が減少したことで、産業基盤の伸び率が小さかった一方、防衛省や浜松市などの施設関連大型工事があり、生活基盤分野が22・6%の伸びを記録した」と分析している。  東海地方では、静岡県の他、愛知県が8404億0500万円で突出して多く、3位は2544億3300万円で岐阜県、4位は2497億6700万円で三重県だった。愛知県が17・7%、三重県が26・3%増えた一方、岐阜県が16・0%減少。同社は愛知県の増加理由に「廃棄物処理施設関連工事などの取り扱い」を挙げた。4県合計は10・6%増の1兆7344億5200万円だった。  静岡県内での工事保証取扱高を目的別に見ると、治山治水などの「国土保全」は14・6%減の487億7900万円。農林水産などの「第一次産業」は7・4%増の269億7000万円、道路、港湾、空港、鉄道軌道、電信電話、郵便、電気、ガスの「産業基盤」は6・5%増の1253億2100万円、下水道、公園、教育、病院、住宅宿舎、土地造成、上水道、工業用水道、庁舎などの「生活基盤」は22・6%増えて1887億7500万円だった。  工事種別ごとに見ると、土木、建築、電気、管、その他のうち、管だけが減少した。土木は2400億2500万円で5・7%増、建築は738億6800万円で19・5%増、電気は323億5000万円で34・4%増、その他は285億9100万円で22・1%増。一方、管は14・8%減の150億1000万円だった。  資本金別では、個人が6億6700万円で7・0%増。1000万円未満が142億8000万円で1・7%減。5000万円未満が1875億7900万円で2・5%減、1億円未満が332億1900万円で10・8%増。3億円未満が307億2700万円で7・2%減。10億円未満が62億0300万円で7・7%減、10億円以上が344億0400万円で11・6%減。共同企業体は827億6300万円で120・0%増えた。  請負金額階層別は、500万円未満が18・4%減の21億1800万円、1000万円未満が13・3%減で87億4100万円、2000万円未満が3・3%減の208億3400万円。5000万円未満は8・6%減の607億8600万円、1億円未満は2・8%減の662億6900万円、2億円未満が3・3%減の575億7700万円、5億円未満が4・9%減の556億1500万円、10億円未満が17・2%減、289億3900万円。一方、10億円以上は177・0%の大幅増の889億6300万円。この「10億円以上」の増加が全体を押し上げた。  保証取扱高を発注者別(工事場所別)に見ると、国が発注した静岡県内の工事は506億0700万円(7・1%増)で3番目に多かった。東海4県では愛知県が632億8400万円(9・1%増)で最多。次いで岐阜県が535億1900万円(16・8%減)、三重県が455億8900万円(28・5%増)と続く。東海地方全体では2130億0100万円で3・8%増えた。  独立行政法人などが発注した静岡県内の工事は293億6200万円で95・7%増。中日本高速道路会社発注の東名高速道路関連工事が影響した。  愛知県も779億9900万円で110・5%の伸び。一方、岐阜県は327億8000万円で47・1%減、三重県は79億9300万円で32・7%減った。東海4県合計は1481億3500万円で17・6%増だった。  都道府県発注は、静岡県が1171億1400万円で2・7%減、4県で唯一減少した。  愛知県は1952億4400万円(23・8%増)、岐阜県は629億1200万円(0・9%増)、三重県は760億1100万円(19・3%増)だった。東海4県合計は4485億8300万円(11・6%増)だった。  市町村発注の静岡県内工事は1647億3400万円で5・8%増。愛知県は3897億3000万円(24・6%増)。岐阜県は858億5100万円(11・9%減)と、4県で唯一の減少。三重県は1059億4200万円(37・8%増)。東海4県合計は7462億5800万円で16・1%増えた。  地方公社発注の静岡県内工事は53億7100万円で410・0%増えた。岐阜県は44億0500万円(331・6%増)でこちらも大幅増。愛知県は853億6900万円で4県で最多だが11・5%減った。三重県は1億2000万円で76・3%減だった。東海4県合計は952億6600万円で3・8%減だった。  「その他」の発注者は、静岡県が226億5600万円で55・3%増。三重県は141億1000万円で51・5%増えた。一方、愛知県は42・0%減の314億7600万円、岐阜県は5・4%減の149億6300万円。東海4県合計は832億0700万円で、11・5%減少した。