横浜市 無電柱化推進計画27年度に改定 進捗率など調査を委託

神奈川
 横浜市道路・交通政策局は、2027年度に無電柱化推進計画を改定する方針だ。改定に向けた現況調査などを中央コンサルタンツ(横浜市中区)に委託し、27年3月25日までに成果を得る。市全体の進捗(しんちょく)率を把握し、新しい数値目標などを設定したい考え。  無電柱化推進計画は18年12月に策定した。18~27年度の10年間を計画期間とし、環状2号線などの無電柱化の完成、第1次緊急輸送路の延長65㌔の新規事業着手などの目標を掲げている。  計画改定に当たっては、社会情勢の変化を踏まえて優先すべき事項を精査。必要があれば目標の項目も変更し、改めて数値目標を設定する。次期計画の期間も10年間とする見込み。  国土交通省が6月2日に決定した「第3次無電柱化推進計画」では、従来の工事着手率に加えて整備完了率を新たな指標にしている。これを受けて、市でも同様に整備の完了に重点を置く目標設定を行う方針だ。  現行計画では新規事業の着手目標を設けているが、着手箇所が複数に分かれると重点的な整備につながりにくいという課題があった。  そこで委託では、無電柱化が完了した箇所や延長、新規着手した箇所などを整理し、市全体の進捗率を把握する。次期計画の案文を作成し、27年度に改めて委託する予定の業務でブラッシュアップする。 ~目標と進捗に乖離~  市は、27年度に第1次緊急輸送路などの無電柱化率を40%に、重点的に整備する環状ネットワーク3路線(環状2号線・山下本牧磯子線・鶴見溝ノ口線)の無電柱化率を100%にすることを目指している。  一方で、市が指定する第1次緊急輸送路(延長約199㌔)のうち、24年度時点で無電柱化が完了した路線の延長は約68㌔、事業中の延長は約30㌔。進捗率は約34%となっている。環状2号線(延長約25㌔)では、約22㌔の無電柱化が完了し、残る約3㌔で事業を続けている。  市の担当者によると「計画と進捗に乖離(かいり)があり、進んでいない」のが現状だという。  改定を機に実態に沿った数値目標を立て直し、環状2号線などの優先する路線を重点的に整備する方針だ。