四国の5月建設業倒産は7件 帝国データバンク高松支店

四国
 帝国データバンク高松支店は、5月の四国地区企業倒産集計(負債額1000万円以上、法的整理による倒産)をまとめた。建設業の倒産は前月と同数の7件で、39カ月連続の発生となった。  主な建設業の倒産では、管工事のアラウンド(愛媛県)が負債額2億2400万円で破産した。  全業種を合わせた倒産件数は22件で、前月より1件多く、2カ月ぶりに増加した。負債総額は19億5500万円で、2カ月ぶりに増加。前年同月との比較では3カ月連続で上回った。  資本金別では、100万円以上1000万円未満が15件で最多、1000万円以上5000万円未満が4件で続いた。  県別では、徳島県が9件で最も多く、次いで愛媛県が6件、香川県が5件、高知県が2件と続いた。  同支店では「人手不足や人件費高騰など厳しい事業環境に加え、中東情勢を背景とする原油・原材料調達コストの上昇と供給不足が懸念される中、企業活動への影響が顕在化し始めている」と現状を分析。今後の見通しについて「仕入単価の急上昇に価格転嫁が追い付いていない状況が長引けば、経営体力の余力に乏しい中小・零細規模企業の収益面を圧迫し、倒産件数を押し上げる可能性がある」と指摘している。