静岡県設備協会会長に就任した磯谷巌(いそがや いわお)氏  「今までにない新しい協会を」

静岡

磯谷巌会長

 スクラップアンドビルド方式が主流だった建設業界はいま、省エネ、環境負荷の低減、長寿命化を目的とした工事、ストックアンドリノベーションに移行している。それだけに「設備業界はまだまだ仕事がある」。LED化を例に挙げれば、公共工事もまだ一部しか発注されていない状況。また、世の中が便利になればなるほど電気で作動するものは増えていく。しかし、「仕事量は増加傾向にあるが、技術者は年々減少している」。  建設業界もAIを活用して業務の効率化、生産性向上を図っている。AIによる現場施工や技術職のAI化などを危惧する声もあるが、「AIによる施工には限りがある。例えば、既設の改修では、やはり技術者の『目』と『経験』が必要になる」と強調。近年、欧米では技術職・技術者を目指す若者や学生が多いと聞く。「同じ傾向が日本でも増えてほしい。世の中がどれだけ進化しても、技術者が不要となることはない」。  コロナ禍からの再登板。「今までにない新しい協会」を目指し、そして、次世代への継承、技術者を志す若者に対して、責任ある回答を出したいと模索する。「団塊の世代はまだまだ熱い」。  略歴 1947年3月、愛媛県の伊予三島市(現四国中央市)で生まれ、53年静岡市に帰郷。一番町小学校、末広中学校、静岡市立高校、東北大学工学部卒。