高知県 6補で新県民体育館整備の基本・実施設計など

四国

補正予算案を説明する濵田知事

 高知県は6月19日、一般会計に30億4007万円を増額する6月補正予算案をまとめた。新県民体育館の整備に向けた基本・実施設計、コンストラクションマネジメント(CM)業務、現県民体育館や旧南消防署の解体設計などに2億1852万円を充て、2027~28年度までの債務負担行為として5億3376万円を設定する。濵田省司知事は、新県民体育館の整備について「機能を積め込み過ぎなどの意見をいただいた。基本設計の終了段階などの節目でプロセスを説明し、理解を得られるように努めていく」と述べた=写真。  県は、老朽化した県民体育館の建て替えを検討し、6月に基本計画を策定した。現在の体育館と隣接する旧南消防署、アスパルこうちのグラウンドの敷地に、スポーツ施設(社会体育施設)とアリーナ機能を融合した複合施設を整備する。約5000人を収容するメインアリーナや、屋上に人工芝の運動・活動スペースを設置するサブアリーナ、武道館、屋内プールを配置する他、地上と地下に駐車場(250台以上)を確保し、地震などの災害時に避難場所として利用するとしている。  整備スケジュールは、26年度に新体育館の基本設計、既存施設(現県民体育館や隣接する旧南消防署)の解体設計、地質調査などに着手。27年度に解体工事、28年度から建設工事を進め、31年度半ばの供用開始を目指している。  その他、老朽化が進む藤並の森の橋梁について、通行者の安全性を確保するための改修設計委託料に882万円を計上。事業者が高付加価値型経営への転換を図るための事業費を補助する所得向上推進企業等総合支援事業費補助金に15億円を増額する。また、LPガスを使う一般消費者の負担軽減や配合飼料など価格の高止まりの影響を受ける畜産の負担軽減などの物価高騰に伴う経済対策も盛り込んだ。  同予算案を審議する県議会6月定例会の会期は6月25日から7月10日まで。