竹ノ塚駅東口再開発 複合施設と駅広、26年度末都決
東京
イメージパース(竹ノ塚駅から見た空間イメージ)
足立区、UR都市機構、東武鉄道の3者が東武スカイツリーライン・竹ノ塚駅東口の駅前で検討している市街地再開発事業の概要が明らかになった。今の東口駅前広場とUR賃貸住宅の敷地などを合わせた面積約1・3㌶を施行区域に、住宅や公共・公益施設、商業施設を配した13階建て程度の複合施設を建設する他、駅前広場の再整備を行う。区が9月から事業などの都市計画手続きを進めて2026年度末の決定・告示を目指す。施行予定者のURが29年度以降におよそ10年をかけて工事を実施することになりそうだ。
竹ノ塚駅東口の駅前再開発を巡っては、足立区竹の塚6丁目の施行区域内にある東口駅前広場(足立区、面積約7090平方㍍)、竹の塚第三団地1~3号棟(UR賃貸住宅、3棟208戸)、東武鉄道商業ビルをそれぞれ所管する3者が25年10月にまちづくりの覚書を取り交わした。3者のうちURが再開発の施行予定者として都市計画案の作成支援や事業計画案の作成を担当。また、竹の塚第三団地1~3号棟を建て替えの第2期事業に位置付けて、26年1月に事業をスタートさせた。
複合施設は竹の塚第三団地の1号棟と2号棟が立つ施行区域の北側へ建設し、低層部に公共・公益施設と商業施設、上層部に住宅を配置する。公共・公益施設は人々の活動の場や居場所とし、周辺の区有施設の状況などを考慮しながら機能を具体化する。住宅は竹の塚第三団地の他の住棟(5~14号棟)を将来的に建て替える際の居住者の移転先などにもなる見通し。
一方、東口駅前広場は施行区域の南側で再整備する。面積はそのままに、東武鉄道商業ビルや竹の塚第三団地の3号棟の敷地を含めた形状に変更。車の進入路を1カ所にすることで人と車の交錯を減らす。
竹ノ塚駅を出てすぐの位置に人々の憩いや交流の場となるオープンスペースを創出したり、駅の東西につながる「にぎわいの軸」と「みどりの軸」を形成したりもする。
区は再開発に向け、まず7月に駅周辺エリアのまちづくり計画を改定して施行区域を「駅前拠点地区」にする予定。その上で、9月から▽地区計画の変更▽東口駅前広場の変更▽市街地再開発事業の決定―に関わる都市計画手続きを進め、26年度末の決定・告示につなげる。
また、URが施行区域内に立つ竹の塚第三団地1~3号棟の居住者の移転先を確保するため、同団地の建て替え第1期事業で別地に2棟120戸の新たなUR賃貸住宅を建てる。奥村組の施工で29年5月25日までに完了させる予定でいることから、再開発の工事は29年度以降になりそう。
区では工事期間について「おおむね10年くらいのスパンはかかる」(担当者)とみている。
なお、施行区域の南側近接エリアではまちづくり協議会も再開発を検討中だ。
