広島県技士会 若手の構成比14% 残された時間はわずか

岡山

年代別会員数の推移(2020~26年 20~70歳代)

 広島県土木施工管理技士会(加藤修司会長)がまとめた、2026年6月1日時点の年代別会員数をみると、20~30代は全体の14%を占め、6年前の20年時点(11%)と比べ3ポイント上昇した。支部別で会員数が最も多い広島地区は、20~30代が約2割を占め、全地区で最も高くなっている一方、50代が全体の約4割を占めているのが現状だ。担い手の確保・育成や、DX推進などによる生産性向上に向けた取り組みで、残された時間は限られていると肝に銘じなければならないといえよう。  20~30代の占める割合を支部別でみると、▽広島―19%▽佐伯―7%▽加計―6%▽安芸高田―16%▽三次―14%▽庄原―12%▽神石―8%▽福山―13%▽尾三―9%▽西条―15%▽竹原―6%▽呉―8%▽江田島―11%―となっている。  6年前と比べ、若手の構成比が上昇しているといえるのは、広島(20年は13%)、福山(同9%)、西条(同7%)の3地区のみ。他の地区はほぼ横ばいか、減少で、より厳しい状況にあるといえる。  県内の会員数は3498人で、昨年同期(3501人)と比べ、ほぼ同水準にある。6年前の3428人と比べると70人(約2%)増加しているものの、最多人数の年代は6年前が40代(1162人)だったのに対し、26年6月は50代(1185人)だった。50代が最多人数になったのは23年以降で、以後4年連続で50代の会員数は増加してきた。  支部別でみると、50代の構成比が最も高いのが広島地区の39%。続いて竹原が38%で、この他、江田島(34%)、尾三(34%)、呉(33%)、西条(32%)、三次(31%)、福山(31%)、加計(31%)が3割台。  50代が最多人数の地区が多いが、佐伯と庄原、神石は、60代が最も多いのには留意する必要がある。  60代は直近6カ年、700人台を維持する一方、70代は毎年増加、26年は350人と、全体の約1割を占める(20年時点は219人)。  これまで他の地域で取材活動をしている中、定年を廃止したとする地域建設企業の声をよく耳にしてきた。広島で地元建設企業の声を聞く機会はまだまだ少ないものの、「働けるうちは働いてほしい」のが技術者に対する会社の思いといえよう。  20代の若手技術者に関しては、採用後、経験を積み、これからという時に辞めていってしまうという悩みも耳にする。地域建設業にとっても、給与面と同時に、多くの年代にとって働きやすい職場環境づくりは欠かせないだろう。