戸越公園駅周辺 連立契機に共同建て替えの意向調査 都
東京
東京都都市整備局は、東急大井町線・戸越公園駅付近の連続立体交差事業が2月に事業認可を受けたことを契機に、補助第29号線・戸越公園駅周辺地区で沿道建築物の共同化に向けた意向調査に乗り出す。NiX JAPAN(千代田区)に委託した検討業務を通じて、地権者へのアンケート調査などを行う。履行期限は2027年3月12日。調査後は、結果次第で整備手法の検討といった共同化の支援を実施する見通しだ。
補助第29号線・戸越公園駅周辺地区は地域の防災性向上に資する特定整備路線に指定されている。合わせて、沿道建築物の共同化による建て替えも推進し、沿道の不燃化を進めている。例えば、組合施行の「戸越6丁目18・20番東地区防災街区整備事業」や「戸越公園駅北地区第一種市街地再開発事業」が25年に都市計画決定を受けている。
同路線は戸越公園駅に近接する商店街を縦断する計画で、これまでも地元が設立したまちづくり協議会と連携して共同化を実施してきた。
今回意向調査を行うのは戸越5ノ18地内の地権者約60人。都は以前から地権者らに沿道建築物の共同化に向けた意向調査を実施していたが、賛同を得られずにいた。
一方、2月6日に同エリア付近で東急大井町線の品川区豊町2丁目から戸越6丁目に至る連続立体交差事業(延長895㍍)が国土交通省から事業認可を受けた。これを契機に、地元のまちづくり協議会から「地権者の共同化に対する意識が変わったのではないか」と依頼を受け、改めて意向調査を実施する運びとなった。
調査結果次第では、整備手法の検討やまちづくり協議会での共同化に関する勉強会の開催といった後続の支援を展開していく。
道路整備は電線共同溝工事など着手へ
補助29号線・戸越公園駅周辺地区は品川区戸越5丁目地内(補助第26号線)から同区豊町6丁目地内(大原通り)に至る延長460㍍の都市計画道路。幅員6・2㍍の現道を東に約12㍍拡幅する他、道路を新設して幅員20㍍の2車線道路を整備する。
26年度は用地を取得できた北側(戸越5丁目地内)の一部で街路築造工事と電線共同溝工事を実施する。工事の希望制指名競争入札(一般土木、1億円以上1億6000万円未満)を11月に公示し、27年12月の工期で進めてもらう。
また、南側(戸越6丁目地内)の一部でも用地取得が進んでおり、状況次第で年度内に下水道管敷設工事を実施する。
25年度末時点で用地を39%取得。27年度以降も、今回工事する北側と南側の一部箇所から先行して工事を進めていく計画だ。事業期間は30年度まで。
