神奈川県 西海岸線未整備区間2・8㌔ 小網代湾北側から工事着手へ
神奈川
小網代湾には約600㍍の橋梁を架ける
神奈川県は、三浦半島の都市計画道路西海岸線の未整備区間について、2026年秋に工事着手する。県道216号油壺から小網代湾を橋梁で渡り、三崎口駅付近に至る延長約280㍍の道路で、まずは三浦市道17号から小網代湾の北側までの区間を整備する。鋼管杭擁壁工を四つの区間に分けて発注している段階。計画区間全体で必要な用地取得については26年度末までに約4割の完了を目指す。
三浦半島を南北に走る西海岸線は、三崎漁港から三崎口駅付近までの延長約5・6㌔。県道216号油壺から三崎口駅付近までの約2・8㌔が未整備となっている。このうち小網代湾には橋梁(仮称・小網代大橋)を架ける。小網代大橋の橋長は619㍍で、小網代湾上の399㍍はPC4径間連続ラーメン箱桁橋、藤ケ崎半島上の220㍍はPC5径間連続バルブT桁橋とする。幅員は一般部が17・5㍍、橋梁部が15・5㍍。
自然環境や景観などに配慮した橋梁の設計、用地測量などを進め、25年度に用地取得に着手した。本年度末までに計画区間の約4割の用地取得を目指す。また、全体の約6割に当たる埋蔵文化財調査が必要な用地から優先的に取得する。
工事は小網代大橋の整備に当たり資機材の運搬路として利用する区間から進めることとし、工事車両などの進入を想定する三浦市道17号から小網代湾までの区間を整備する。東側の土地と高低差があるため、まずは擁壁工を実施する予定。現在、四つの区間の工事の入札手続きを進めており、秋に着手する。今後も数年かけて橋梁までの区間の整備を進める方針だ。
小網代大橋のデザインやコンセプトは、有識者へのヒアリングを経てまとめた。自然環境に配慮するとともに、上部桁が細く感じられるようなデザインを採用して周囲の景観と調和させる。富士山や小網代の森などが見える眺望スペースも設ける。
