金原秀明(きんぱら・ひであき=静岡県下水道技術研究会会長)

静岡【2026/07/15 静岡版に掲載】
 6月の総会で新会長に就任し、「多くの諸先輩方の尽力で活動が継続できたことに感謝したい。今後も会員と協力しながら、研究会の価値を維持していきたい」と気を引き締める。下水道を管理する行政側に対しては、意見交換などコミュニケーションを図り、「地元企業として、どのようなかたちで協力できるか検討していきたい」と意欲を見せる。  人口減少が進み、下水道利用料が減少する中、「反比例して高度成長期に整備した施設の老朽化が進み、アンバランスな状況になっている。行政側も技術者が不足しており、広域化やウオーターPPP、上下水道の一体管理など、発注方法や維持管理手法を検討している」と下水道行政の動きを注視する。  静岡県下水道技術研究会は1994年に創設し、今年で32年目を迎えた。「創設当初、下水道は整備・普及の時代だったが、現在は維持・管理の時代になりつつある」と現状を分析。記憶に新しい埼玉県八潮市で発生した下水道管路の破損に起因する道路陥没事故。これを受け、3月に政府は下水道法の一部改正を閣議決定した。調査や維持管理を強化する方針を示しており、「調査や点検を中心に効率化、AI、ロボットの活用など新技術の導入が必ず進んでくる。研究会を新たな技術の習得と研究の場としたい」と将来を見据える。  【略歴】須山建設(浜松市中央区)取締役、アサヒエンジニアリング(浜松市中央区)代表取締役会長。静岡県下水道技術研究会では長年、技術委員長を務め、今年6月に会長に就任。島田市生まれ、浜松市在住、69歳。