受入見込数の7割に到達 円滑な2号移行が重要に 建設分野の特定技能

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 出入国在留管理庁は、特定技能1号の在留者数の速報値(3月末時点)をまとめた。建設分野は5万1055人が在留しており、2029年3月までに受け入れが可能な人数の67・2%に既に達したことになる。特定技能2号に移行すれば受け入れ人数の上限の対象から外れるため、今後は円滑な2号への移行に向けた環境整備が重要になる。  建設分野の特定技能1号における受け入れ人数の上限は、24~28年度で7万6000人。これに対し、25年度末時点の在留者数は5万1055人で、25年3月からの1年間で9957人増加した。受け入れ見込み数に対する割合は67・2%となっており、産業分野別では3番目に高い水準となった。  実際には、27年度に始まる育成就労制度の受け入れ見込み数12万3500人と合算して判断されるため、育成就労と特定技能の合計で19万9500人が上限となる。すぐに上限に達することはないものの、増加の動向を注視する必要がある。  特定技能2号に移行すると、在留期間に制限がなくなり、受け入れ上限の対象からも外れる。特定技能2号への移行が進めば、その分だけ1号として受け入れ可能な枠が空くことになる。  足元では、2号へ移行する外国人が急増している。23年末時点で30人だった建設分野の特定技能2号外国人は、24年末に213人、25年末に1799人となった。特定技能制度の開始から時間が経過し、2号移行に必要な技能・経験を備えた外国人技能者数が増えたためだ。2号に移行する外国人がさらに増えれば、外国人技能者の受け入れ上限に直面する恐れは大きく軽減できる。  特定技能2号となるには、建設キャリアアップシステム(CCUS)による能力評価でレベル3(職長・班長)相当として、職種別におおむね1~3年の就業日数を求めいる。特定技能2号評価試験か、技能検定1級への合格も必要となる。さらに、育成就労制度が始まる27年度以降は日本語能力B1相当以上の試験にも合格しなくてはならない。  技能実習に代わって27年度から始まる育成就労制度は、特定技能の入口としての位置付けが強まる。育成就労から特定技能1号、1号から2号へと円滑に移行できるよう、受け入れ企業が適切なキャリアプランを整備することが重要になる。