首都高 高架橋上部工2件を28年度 羽田TN更新関連

東京

海老取運河の旧可動橋部などに高架橋を整備する(首都高資料より)

 首都高速道路会社は1号羽田線・羽田トンネルの大規模更新に先立つ高架橋の整備で、2028年度に2件の上部工事を発注する方針だ。いずれも規模が50億円以上のWTO政府調達協定対象とし、具体的な入札方式を今後固めて鋼橋の競争参加有資格者に参加してもらう。それぞれ28年度第3四半期~29年度第1四半期の入札手続きで施工者を決定。工期約36カ月で完了させて羽田トンネルの大規模更新などを実施できるようにする。  羽田トンネルは海老取運河で隔てられた大田区大森南5丁目~羽田空港1丁目間を結ぶ延長300㍍の海底トンネル。中床版の取り換えなどの大規模更新を行うためには通行止めが必要なことから、まず並行するバイパス路に高架橋を整備して迂回(うかい)ルートを用意する。続いて羽田トンネルを大規模更新した上で、高架橋を上り線、羽田トンネルを下り線専用にして渋滞緩和を図る。  25年12月に東京都から都市計画事業(大田区東糀谷6丁目~大森南5丁目、延長約1・25㌔)の認可を得た。事業費755億円を投じて38年度の事業完了を目指す。初弾工事はトンネルを通行止めにしないで行うことができる中床版上のダクト部改修で、3月に奥村組と契約を結んだ。  高架橋は土工部などを含む本線約1160㍍と入り口部約140㍍で構成。パシフィックコンサルタンツ(千代田区)とエイト日本技術開発(中野区)が設計を手掛けている。  先行して下部などの工事を「森ケ崎地区」と「羽田地区」の2件(50億円以上のWTO対象、入札方式未定、工種・土木)に分け、27年度第3~第4四半期に森ケ崎地区、28年度第3~第4四半期に羽田地区の入札手続きを進める予定。それぞれ工期約36カ月で実施する考え。  上部工事の2件についても、下部などの工事と同じく地区ごとに発注。森ケ崎地区で運河部を含む本線3車線区間約250㍍と2車線区間約150㍍の鋼橋を、羽田地区では本線3車線区間約250㍍と2車線区間約250㍍や入り口部1車線区間約50㍍の鋼橋をそれぞれ新設することにしている。