小田原市 緑の基本計画改定へ 骨子素案を作成

神奈川
 小田原市は、緑地の保全や緑化の推進に関する目標や施策を定めた「緑の基本計画骨子(素案)」を作成した。現行計画の計画期間が2017年度から26年度までの10年間で終期を迎えることに加え、社会情勢の変化、気候変動への対応、生物多様性の確保といった社会課題の解決に向け、グリーンインフラの視点やSDGsの推進などを踏まえた計画をまとめる。期間は27〜35年度で、おおむね5年ごとに計画を見直す。  同市の「緑の基本計画」は1996年3月に策定、過去には2016年3月に全面改訂を行い、今回は六つの基本方針ごとに課題を整理した。  基本方針に▽水とみどりのネットワークをつなぎ、保全し、まちのみどりの基盤を強化▽市民の生活を支えるグリーンインフラとしてのみどりを創出し活用▽小田原の歴史文化を伝えるみどりを保全し、まちづくりに生かす▽健康づくりや子育て、にぎわいの創出につながる、都市生活の質を高める公園づくりと機能向上を進める▽市民・企業・行政が力を合わせ、地域のつながりとにぎわいを生むまちづくりを進めながら、みどりを育む▽人口減少時代に対応した、持続可能で戦略的なマネジメントを進める―の六つを設定。  これらの方針に基づいて、生産緑地や里山の保全活動など緑の適切な保全・管理の他、民間施設・住宅地の緑化推進や公共施設の緑化、小田原城周辺の歴史と緑を核にしたまちづくりを推進する。また、公園未充足地区の解消など公園配置や整備方針の見直しに加え、公園の改修と長寿命化への対応、都市の安全・快適性・魅力を支えるグリーンインフラの再定義といった方針ごとに課題を抽出している。  今後、緑地の保全や緑化を推進するため「みどりの確保目標」「みどりの配置方針」「みどりの推進施策と地域別計画」の見直しなどを実施。11〜12月のパブリックコメントなどを経て、27年3月の計画改訂を見込む。