サンシャインシティの「100年建築」へまちづくり 12月にも都決

東京【2026/07/15 東京版に掲載】

都市計画区域図

 サンシャインシティ(豊島区)は大規模複合施設「サンシャインシティ」の100年建築に向けて周辺のまちづくりを計画している。総延べ床面積約59万2000平方㍍の既存ビルを活用しつつ、隣接する公園の改修や周辺道路の無電柱化、バスターミナルの再編などを行って新たなにぎわいの創出と防災性の向上を図る。これらを実現するため東京都と豊島区が都市計画手続きをスタート。都はサンシャインシティを含む豊島区東池袋3・4丁目地区(約7・7㌶)に定める「再開発等促進区を定める地区計画」の都市計画原案を縦覧中だ。バスターミナルの再編に関わる区の都市計画変更と合わせて12月ごろに決定・告示する見通し。サンシャインシティが築50年を迎える2028年ごろの完了を目指して整備を進める。  サンシャインシティの大規模複合施設は豊島区東池袋3丁目地内に立地。面積約5万4700平方㍍の敷地に、超高層ビルの「サンシャイン60」やホテル、水族館、劇場、博物館など総延べ床面積約59万2000平方㍍の建物が集積している。約50年前の法制度や評価基準に基づき特定街区の都市計画決定を受けて建築し、1978年に開業した。  2028年に築50年を迎えることから、100年建築に向けて既存ビルを生かした周辺のまちづくりに取り組む。現行法に則した再評価や都市計画変更で前提条件を整える。  まちづくりの内容を具体的に見ると、北側に隣接する東池袋中央公園の改修や周辺道路の無電柱化を公共貢献により実施。公園と地上・デッキ階で接続するバリアフリー動線の整備や、サンシャインシティの商業・文化・芸術・交流・娯楽などの機能強化を通して回遊性を向上させる。  また、西側を走る環状第5の1号線付近に滞留空間を整備する他、道路の高架下空間を再整備してゆとりある歩行環境を創出する。  東側の文化会館ビル1~3階にある第1号西巣鴨バスターミナルは需要予測を踏まえて再編。2~3階部分のバスターミナルを廃止して、にぎわいの生まれる交流空間にする。災害時の一時滞在施設も拡充し、近傍の「としまみどりの防災公園」と連携した帰宅困難者の受け入れなどで災害対応力を強化する。